今回の漢字はすべて海にすむ生き物の名前を表しています。読みかたを教えられると、「あぁ、聞いたことがあるよ。」という答えが返ってくると思います。しかし、実物を見せてもらえるならともかく、漢字を見せられただけでその名前を正しく読むのは難しいと思われます。一言で「海にすむ」と言っても、それだけのヒントで答えることは難しいのではないでしょうか。
最初の漢字は「虎魚」です。
「虎」と「魚」の2文字がついています。「魚」という文字がついていますから魚です。「虎」のいう文字がついています。虎のような姿かたちをしているのでしょうか。
実は、「虎魚」は「おこぜ」と読みます。姿かたちは、虎に似ているようには見えませんが、見るからに恐ろしい姿かたちと言えるかもしれません。
2つ目の漢字は「栄螺」です。
さぁ、この漢字はどのような生き物の名前を表しているのでしょう。
答えです。
「栄螺」という漢字は「さざえ」と読みます。巻貝ですね。
3つ目の漢字は「烏賊」です。
この漢字はどのような生き物の名前を表しているのでしょう。「烏」と「賊」という漢字の組み合わせですね。
答えです。
「烏賊」という漢字は「いか」と読みます。いかは海にすんでいるのに、「烏」という漢字が使われているのは、少し不思議な感じがしませんか。
最後の漢字は「章魚」です。
この漢字はどのような生き物の名前を表しているのでしょう。この生き物の名前を表す漢字は、他にもいくつかあるようです。
答えです。
「章魚」という漢字は「たこ」と読みます。8本の足を持つ軟体動物ですね。このほかに「蛸」「鮹」「鱆」という漢字も「たこ」と読むようです。
「おこぜ」「さざえ」「いか」「たこ」の中に見たことがないものがあったとしても、どの生き物も名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし、これらの名前が、「虎魚」「栄螺」「烏賊」「章魚」という漢字で表されているということを知っている人は少ないかもしれません。
魚の名前といえば、つい寿司屋の湯呑みを思い出してしまいますね。湯呑みに書かれている漢字、あなたはいくつ読むことができますか。漢字の問題一覧 には、魚の名前以外の問題もあります。