本日11月8日はスティーブンキングの小説が原作のホラー作品「ITイットそれが見えたら、終わり」がなんと金曜ロードショーにて放送されましたが、21時と言えば子供も起きている時間。かなり恐ろしい描写のシーンなどもあるR15作品なので、どこがカットされるのかというのも話題になっていました。そんなホラー作品ITに関するトリビアを集めてみました!
R15ホラー版スタンドバイミー
「子供版ジョジョ第4部」「手足が吹っ飛んだりするスタンド・バイ・ミー」「最初から最後まで見せ場をギチギチに詰め込むワイスピ思想のホラー映画」という評判を聞いてホラー超苦手だけど観に行ったら最高に面白かった映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり』は金曜ロードショーで今夜21時から! pic.twitter.com/rYtc20tYru
— ビニールタッキー (@vinyl_tackey) November 8, 2019
「IT それが見えたら、終わり」はアメリカの小さな田舎町で子供達ばかりが失踪する事件を学校の負け犬グループと呼ばれる7人の子供たちが追っていくお話。中でも劇中に登場する「ペニーワイズ」というピエロは非常に有名で、Twitterなどでもコラ画像が出回っているので、目にしたことがあるのではないでしょうか。
子供たちは「演技」をしてはいなかった?
秀才少年ベン役のジェレミー・レイ・テイラーさんはインタビューでこう語っています。
僕の役柄ベンはグループ(映画内では『The Losers Club』)の中でも一番おびえている少年なんだけど、実際のセットでのペニーワイズも僕にはとってもかなり怖かったんだ。だから、僕の登場シーンのほとんどはリアルな反応で、演技はしていなかったかもしれないね(笑)
さらに、父親に虐待されるびビヴァリー役のソフィア・リリスさんもインタビューで
父親役のステファン・ボガルトもペニーワイズ役のビルも、実際にはみんな優しいけれど、カメラが回ると震え上がるほど怖いの! だからわたしの登場シーンのほとんどはおびえながら演じていたわ。
このように、映画の演出と知りつつも子供役の俳優たちも恐ろしいと感じるほどに非常にリアルで、逆に彼らにとっては映画的にはやりやすかったのかもしれません。
出典元:https://www.cinematoday.jp/news/N0094243
恐怖のピエロ「ペニーワイズ」には実在のモデルが存在する
アメリカの犯罪史上最も凶悪犯罪者の1人で、6年間で33人の若い男性の命を奪ったジョン・ウェイン・ゲイシーという殺人鬼。ゲイシーは、パーティなどで子供たちを楽しませるためにピエロに扮することが多かったことから、「殺人ピエロ(Killer Clown)」の異名を持ち、刑務所で服役中にもひたすらピエロの絵を書き続けていたことでも有名。
ちなみにペニーワイズの原案になったのは、猟奇殺人事件の歴史に興味のある人にとってはお馴染みの人物、ジョン・ウェイン・ゲイシーだと言われている。自ら「ポゴ」というピエロに扮してイベントに参加することのあったゲイシーは生前、自身を投影したピエロの絵を多数残している。
出典元:https://rockinon.com/news/detail/170473
ペニーワイズの目
映画を見た方ならばわかると思いますが、ペニーワイズはどこを見ているかわからないように両目とも外側を向いています、つまり焦点があっていないのです。これはペCG処理などではなくニーワイズ役の俳優ビル・スカルスガルドの特技によるものだそうで、監督が気に入って採用したそうです。
さらに、こちらも是非映像を見返して確認してほしいのですが、ペニーワイズはまばたきをしていません。(実際はベンが下水道でペニーワイズの額をピストルで撃つシーンのみまばたきをしている)そんな小さなこだわりからもペニーワイズの狂気の表現を感じ取ることが出来ます。
日本でもハロウィンなどで仮装されるほど人気のペニーワイズ、そして「IT それが見えたら、終わり」そのホラー作品へのこだわりと凄さがわかるトリビアでした!