おそらく現在「WWE」もしくは「新日本プロレス」所属以外の日本人で最も大物のプロレスラーといえば、飯伏幸太選手。DDTから飛び出して新日本で活躍し、実質フリーとなって活動の場を「AEW」に移していました。国内での試合は2023年GLEAT、2024年NOAHに加え、7月にGLEATで関本大介とのおこなったくらいで、このまま引退してしまうのではと囁かれていましたが……。
古巣DDTに男色ディーノの「ウエポン」として登場……
2024年7月21日、両国国技館にてDDTプロレス「WRESTLE PETER PAN 2024」がおこなわれ、DDT社長である高木三四郎選手の無期限休養マッチで事件が起こりました。高木三四郎が無期限休養する直前の試合、男色ディーノ戦……試合形式はDDTファンならおなじみ、これしかない!というウエポンランブル。
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髙木からのメッセージを聞いた飯伏から超ド級の衝撃発言! 「もう1回、DDTに上がっていいですか?」
今すぐ視聴!https://t.co/djOvAFMuc7#WrestlePeterPan #ddtpro pic.twitter.com/gv2UKWAoXB
— DDT ProWrestling (@ddtpro) July 21, 2024
高木大社長のウエポン「金色に輝くマイケル」に続いてリングに現れたのは、男色ディーノのウエポン「飯伏幸太」でした!もしかしてという期待はうっすらありましたが、まさか飯伏幸太が再びDDTの両国国技館のリングに上がるとは!
試合は飯伏のカミゴエから、ディーノのリストクラッチ式男色ドライバーからの男色固めで大社長をピン。驚きと感動が混ざりあった雰囲気の得も言われぬ空気の中、飯伏が以外なことを……「もう1回DDTに上がっていいですか?」と大社長に直訴!抱きあう二人に観客は「おかえりー!」の声で大円団を迎えたのでした。
DDTのファン、飯伏幸太のファン、そして……
今回の試合を見守っていた飯伏選手のファン、そしてDDTプロレスファンたちは……
・高木三四郎、ディーノの涙が全てだよね。
・大社長の涙と『お前はファミリーなんだよ!』と言う言葉。DDTファンの「飯伏!!!」「飯伏おかえり!!!!」と言う温かい歓喜。
プロレスを好きでいて良かった、幸せです…!!!!
・ほんとにファミリーだなって感じました、飯伏選手のほっとした表情が印象的でした〜
・飯伏選手のプロレスが好きで楽しみたいので本当に嬉しい!
・もう1度あの時のすごく楽しむ飯伏さんに戻ってきてもらいたい。
ずっとずっとDDTと東京女子を見続けてきた筆者、飯伏幸太には言いたいことが山ほどありますよ!でも、今は……おかえり、飯伏!待ってたよ!!
おそらく新日本プロレスで、最も飯伏幸太という男の「世話」をして「尻拭い」をして、誰よりも彼を輝かせてきたエル・デスペラード選手。今回だけじゃないけれど「ぺ」の言葉は本当に大きくて温かい……ありがとう、エル・デスペラード選手。飯伏ファンからすれば、何回彼に借りを作ればいいんだよ……って感覚。
これやばかったなぁ・・・
今見ても泣いてるし俺
これを見た新日本ファンが「裏切り!」みたいに怒ったりするんじゃなくて
飯伏幸太っていう1人の人間が本当に悩んで悩んで苦悩して来て
この試合に呼んでもらえて絞り出した本気の心だと思うから
— ELD (@ElDesperado5) July 21, 2024
筆者はとにかくDDTが大好きでした。プレ旗揚げ戦、下北のコギャル旋風、板橋で見る宇宙パワー、ClubATOMで光るMIKAMI、ジオポリスに鳴り響くマラカスの蛇界……そして飯伏幸太のデビューにほもクロ人気、伊野尾書店、ケニーの来日とゴールデン☆ラヴァーズ旋風……もちろんこんなもんじゃありません!原稿用紙100枚くらい書きたいほどなんです。
当時中野ケーブルテレビでDDTが放送されていたので、中野に住むことを決めたほどDDTに惚れ込んでいました!もちろん新日本プロレスも飯伏幸太を見るために通いました!彼がメインストリームから消えて数年……筆者の気持ちに小さな炎が灯りました!たくさんのファンと一緒に、飯伏幸太がもう一度翔んでくれるはず!まだまだこれからだ、不死鳥!
飯伏幸太(いぶし・こうた)
生年月日 1982年5月21日 出身地 鹿児島県姶良市
2004年、DDTプロレスリングでプロレスデビュー。2009年に新日本プロレスリングに参戦、その後DDT&新日本の2団体同時所属として話題を呼ぶも、2016年に両団体を退団。飯伏プロレス研究所を立ち上げ実質フリーに。2019年新日本に再入団、2021年に念願のIWGPヘビー級の王座に辿りついた。2023年には盟友ケニー・オメガが代表を務める「AEW」に参戦。2024年にはNOAHで丸藤正道と一騎打ちをおこなった。
source:飯伏プロレス研究所