全国的に感染拡大が続くコロナウイルスですが、特に個々数日で感染者が劇的に増加している地域といえば北海道が挙げられるでしょう。連日感染者の増加が止まらず、400人、500人、そして13日には700人を超える感染者が確認されました。700人の内、約500人が札幌市内となっており大半を占めている状態で更なる感染拡大が懸念される深刻な状態となっています。
北海道の緊急事態宣言、見送りか
【速報】北海道 初の700人超 "過去最多"712人感染 札幌も最多更新499人#コロナ #変異ウイルス #札幌 #北海道 #旭川 #函館 #小樽 #北海道ニュースUHBhttps://t.co/stTd8BUi4H
— 北海道ニュースUHB (@uhbnews_uhb) May 13, 2021
北海道でコロナウイルスの新規感染者が5月から急増しており、不安が広がっています。
13日では北海道全体で過去最多712人、札幌市で499人の感染者が確認され、2日続けての最多更新となってしまいました。
また記事によりますと使用病床が9割を超える状態でもあるとのことで、医療体制も非常に厳しいものとなっていることが窺えます。
北海道への緊急事態宣言発令見送りへhttps://t.co/qx4tOcAf0P
— 共同通信公式 (@kyodo_official) May 13, 2021
現在の状況を踏まえると他県と比較しても北海道が深刻な状況下にあることは間違いありません。
緊急事態宣言の発令が行われるのではないかと考える人もいるかと思いますが、現時点では北海道内における緊急事態宣言の発令は見送る方針とのことです。
併せてまん延防止等重点措置の適用地域の追加を含めた調整が行われるようです。
「オリンピックのためか」「北海道見捨てられた」と非難の声続出
これらの一連の判断に対してネット上では批判が続出しています。
政府にしたら、札幌市に緊急事態宣言を出すということは、オリンピックのマラソンができなくなる可能性が高くなるから、意地でも出さないでしょうね。一度、宣言を出してしまえば、いつ解除できるかわからないからね。
— 如月庵(ササニシキ) (@itsuka_ism) May 13, 2021
多く見られるのは「オリンピックのマラソンできなくなるから、意地でも出さないでしょう」「オリンピック強行するなら緊急事態宣言なんか出せないだろうね」といったオリンピックと関連した意図があるのでは、といった批判です。
確かにオリンピックへの影響を考慮している、という点は実際の理由として十分に有り得そうです。
いや、北海道見捨てられた?
— りー (ネルケ) (@INUNEKOGURASHI2) May 13, 2021
なんで?10万人あたり100人超えなのに?
試される大地だから、実験台にされるのかな?これから農業が活発になる時期なのに、抑えなかったら生産者に広がるとダメージ大きくなるよ
札幌限定とか言わないで、北海道全域で出せよー
— おこおこ (@oko_ocoPunPun) May 13, 2021
より辛辣な非難も多くあり、「北海道見捨てられた?」「10万人あたり100人超えなのに?試される大地だから、実験台にされるのかな」「北海道は日本じゃないの?」といったコメントも寄せられています。
他には「もう他の病気や怪我もできないくらい(医療が)厳しい状態なのかも、札幌は」といった懸念の声も見られます。この意見も一理あるもので、札幌に住む筆者の所感ですがここ最近は病院に通うのも容易ではありません。ましてや入院となるとコロナではなくても手続きや入院時のルールが相当に煩雑な場合も見られます。
コロナ以外の健康面への注意も普段以上に必要となるでしょう。
試される大地と度々表現される北海道ですが、現在の苦境は相当に厳しいものとなりそうです。
方針変更、緊急事態宣言発令か
【速報 JUST IN 】北海道・岡山・広島に緊急事態宣言へ 政府方針変更 分科会了承 #nhk_news https://t.co/8tjbB5mcpS
— NHKニュース (@nhk_news) May 14, 2021
状況を踏まえ北海道、岡山県、広島県の3道県へ緊急事態宣言が出される方針へと変更となりました。期間は16日から31日までの予定とのことです。