コンビニのおむすびと言えば、どこの企業もレベルが高く、甲乙つけがたい。そんな中、通常のおむすびよりも、ワンランク上の値段の高い「高級おむすび」を見かけたことはないだろうか。通常のおむすびは100円〜150円。しかし高級おむすびは180円〜250円ぐらいと、2倍近い価格帯となっている。今回は「高級おむすび」の中から、ファミマの「ごちむすび 炭火焼うなぎ」にフォーカスを当て、頑張れば「ひつまぶし」になるんじゃないかという説を検証したい。
ファミマの「ごちむすび 炭火焼うなぎ」とは
さてネタに入る前にまず、ファミマの「ごちむすび」シリーズを知っていただきたい。
ごちむすびシリーズは、“満腹・満足”をテーマに、”ごほうび”になる、”ごちそう”になるごはんとして、ファミリーマートが自信を持ってお届けする、おむすびの新シリーズ。
参照:ファミマ「ごちむすび」
今回の「ごちむすび 炭火焼うなぎ」は、「ごちむすび」に新たに加わったシリーズ新商品。
この新商品の特徴としては、”甘みを効かせた特製たれで4度の付け焼きを行ない味を染み込ませたうなぎを、ごちむすび専用の高級米で包み込んだ"
と説明されており、文字を読むだけで美味しさが伝わってくる。
注意しなければならないのは、通年ではなく、土用の丑の日(7月28日)に向け、7月20日~28日に期間限定販売されるということだ。
何はともあれ、さっそく開けてみた。
中を見ると、割とシンプルでよく見慣れたおむすびが入っていた。
他社の「うなぎおむすび」は、外部にうなぎが露出しているタイプのものがあったが、ファミマの「ごちむすび 炭火焼うなぎ」はそのタイプとは異なり、この時点ではうなぎは見えない。
唯一、米の部分がうなぎのタレでコーティングされているのが分かる程度。
中身を割ってみる
中身を割ってみると、ようやく「うなぎ」が登場。短冊切りにされた「ひつまぶし」にもってこいのうなぎである。
うなぎは肉厚で弾力がある。まさにそこで炭火焼きしたような、香ばしい匂いが漂ってくる。
今回はこのうなぎを利用し、ひつまぶしにする。
自前で用意した「お茶」と、「山椒」「ネギ」「ワサビ」などの薬味を添え、最後に「蒲焼のタレ」で味を調整する。
ひつまぶし完成
ということで「ひつまぶし」の完成。
見た目も華やかとなり、この素材の殆どがコンビニで作られたものとは思えないほど、上品な仕上がりだ。
ちなみに、海苔は「おむすび」に巻かれていた物を使用。
余すとこなく食材使い回すのが、自分のポリシー。
ということでさっそく食べてみる。
これは凄い、口に入れてすぐわかる「旨さ」。
上品な甘みのタレと、ふわふわで濃厚なうなぎが口の中に広がる。
さすが「4度の付け焼き」を行ったうなぎ。
さらに、ひつまぶしにしたおかげで、香ばしいタレとさっぱりとした、わさびの風味が全体に広まり、美味しさが倍増。いや三倍増。
まさに「ごちむすび」という名に恥じない逸品である。
価格は240円と、おむすびにしては決して安くはないが、逆に240円でひつまぶしが食べられるのであれば(お茶や薬味は自前で用意する)むしろお値打ちではなかろうか。
参照:ファミマごちむすび