ゴキブリといえば、人間から最も嫌われている虫のひとつです。別に毒を吐いたり、刺したりするわけではないのですが、とにかくその動きと特徴から嫌われるという、なんとも不憫ないきものであります。しかし彼らもそれを持って3億年前から生き抜いてきているので成功した虫の一つかもしれません。今回はそんなゴキブリがついに有益になるという話です。
ゴキブリのサイボーグ化に成功
A Swarm of Cyborg Cockroaches That Lives in Your House https://t.co/t2QuwMUy4a
— Erico Guizzo (@ericoguizzo) November 5, 2020
なんてことをしてくれるんだ!と思うのかもしれませんが、まあ、ちょっとこの技術の凄さを御覧ください。この技術は「Calmbots」と呼ばれ、他のロボットが決して真似できないゴキブリならではのサイボーグ技術なのです。つまり、ゴキブリにしか出来ない、唯一無二の素晴らしい技術。
説明によると以下のように記載。
本研究では、昆虫の持つ移動能力、自己維持能力、隠れる能力を利用した斬新なユーザーインターフェースである「Calmbots」を提案する。カームボットでは,マダガスカルゴキブリを利用し,複数のゴキブリを電気刺激で制御することで,ゴキブリをディスプレイ(画素化)や物体の移動に利用したり,ペンを装着して線を引かせたりすることができる。さらに、カルムボットを入力や触覚インターフェースやオーディオデバイスとして利用することも可能である。
引用:筑波大学
しかもやばいのが、我ら、日本の大学チーム「筑波大学」がこれを実現。
この技術により、ゴキブリにあらゆる物体を運んだり、移動させたりさせることが出来る。将来的にはそれぞれを我々が意のままに操ることが出来、非常に役に立つであろうと期待されている。
その様子がこちら。
何度も言いますが、他の虫では駄目なんです。
ゴキブリじゃないと、この卓越した生命力と身体能力は発揮できない。今までそれが脅威となっていたものが、むしろ武器となる。しかも最強。
サイボーグなので、生命維持ができなくなったら終わりですが、将来的には100%ロボットのゴキブリを誕生させることも出来るのかもしれない。しかも本物と区別できないほどのリアリティを実現。
もしそうなったら、この世は益々ゴキブリであふれることだろう。本当にやばい、こちらのインスタ映えするゴキブリもヤバいが、本当にやばいのは、ゴキブリよりもこの筑波大学ではなかろうか。
Source:Calmots / DailyMail