有名人のサインはネットオークションなどで高値が付くことが多く、特に旬の人の物であれば数万円という金額になることも珍しくありません。そのせいか、偽物のサインが出品されることも多々あり、精巧な偽物となると一目で見抜くことは難しいものです。そんな中、自身初のタイトル獲得で話題の藤井聡太棋士が自身の偽サインを見破った方法が話題になっています。
史上最年少タイトルホルダー
将棋の藤井聡太七段が八大タイトルの1つ「棋聖戦」の五番勝負で渡辺明三冠を相手に3勝し、自身初のタイトル獲得を果たしました。https://t.co/ShP24nBtup#nhk_news pic.twitter.com/rY6JWPVBm0
— NHKニュース (@nhk_news) July 16, 2020
藤井聡太棋士といえば、14歳の時に史上最年少でプロ棋士となり、無敗のまま前人未到の29連勝を成し遂げた天才棋士です。そしてつい先日、渡辺明三冠とのタイトル戦を制し、見事「棋聖」のタイトルを獲得したことで史上最年少タイトルホルダーとなりました。
そんな藤井棋聖は詰将棋が得意でもあり、小学生の時には多数のプロ棋士が参加する詰将棋解答選手権チャンピオン戦という大会で優勝し、その後5連覇するという大会史上初の記録を樹立しています。さらに詰将棋作家としても活躍しており、9歳の時には将棋世界という雑誌の詰将棋サロンというコーナーに投稿し入賞しているほど。
幼少期からその実力を遺憾無く発揮していたということですね。
詰んでいなかった
史上最年少タイトルホルダーとなった藤井棋聖、彼のサインは詰将棋作品だそうで、偽サインがオークション出品され警察が犯人を逮捕した際、警察が真偽を藤井棋士本人に確認したら、一目で「これ持ち駒の香車が足りず詰まないから私が書いたサインじゃない」と偽サインの詰将棋を解いちゃった話好き。 pic.twitter.com/fw7DOeNSCk
— てんげるまんtengelmam (@fcbliebe1900) July 16, 2020
今回話題となっているのがこの投稿。
実は藤井棋聖のサインは「詰将棋」になっているのですが、ネットに出回った偽サインもそれを真似して詰将棋のデザインになっていました。しかし、この偽サインは持ち駒に「香車」が1つ足りず、詰んでいなかったというのです。
県警が藤井六段本人に真偽を問い合わせると「筆跡が違う」「持ち駒の香車の数が違う」などと回答があったという。
引用:朝日新聞DIGITAL
天才の前では精巧に作られた偽物でもすぐに見破られてしまうのでした。
詰めが甘い
このエピソードにはネットでも驚きの声が多く上がっていました。
エピソードが強い
流石詰将棋界最強の男 https://t.co/UXNkg41V0C— とら~ぬ@8/10 barエデン神田 (@mahjangco) July 17, 2020
これがほんとの「詰めが甘い」ってか https://t.co/lq4L0EEnnv
— えれく (@X09_Customdoll) July 17, 2020
まだまだ進化を続ける藤井棋聖。将棋AIが6億手かけて辿り着く神の一手をさすなど話題が尽きませんが、次はどんな驚きの活躍を見せてくれるのでしょうか。
source:朝日新聞DIGITAL