10月24日、ファイナンシャルプランナー(FP)試験の合格発表が行われました。FP試験は受験申込先の試験機関が、金融財政事情研究会(金財)と日本FP協会の2つがあります。学科試験に関しては、どちらの機関で申し込みをしても同じ問題が出題されるのですが、なんと金財のFP2級の合格率が15.75%と、宅建並みの合格率となっていたのです。
FP2級、金財の合格率が15.75%で宅建試験並みの合格率
9月に行われたFP試験の合格発表が、10月24日に行われました。
合格した皆さま、おめでとうございます!そして残念だった方が、また次回リベンジして合格を勝ち取って下さい。ツイッター上には合格報告のツイートがずらりと並び、タイムラインを見ているだけでも嬉しくなってしまいますね。
FPは国家資格という事もあり、年々出題傾向が難化してきており試験内容も難しくなってきているという印象です。
FP1級学科試験の合格率を過去4回と比較しました
心折れた率(応用編まで受験できなかった)が前回とほぼ変化なしで合格率が上がっているのは、応用編がオーソドックスな回だったことを表していると推測します。
2級学科試験の難化(合格率15.75%)が進んでますね
参照:きんざいHP#FP1級 pic.twitter.com/zfXn497olP
— せいのFPチャンネル (@seino_fp) October 24, 2022
気になったのは、FP2級金財の学科試験の合格率が15.75%とかなり低い事です。約15%と言えば、難関国家資格と言われている宅建試験の合格率とほとんど変わらないですよね!
FP2級も合格するのはかなり難しいですが、さすがに合格率が低すぎると感じてしまいました。
FP協会は42.16%
金財の学科試験の合格率が15.75%で、宅建試験並みの合格率に驚愕してしまいましたが、FP協会の合格率はどうだったんだろう?と気になり調べてみたところ、42.16%。
試験機関が2つあるものの、学科試験は金財もFP協会も同じ試験内容です。
「FP協会受験者の学科合格率は40%越えるのに、金財は15%って、同じ問題なはずよな?なんでこんな差が出るんだ。」「学科の試験内容は金財とFP協会で同じですが、なぜか毎回FP協会の方が合格率は高いです。」と、ネット上に疑問の声も寄せられていました。
同じ試験内容なのに、なぜこのような差が生まれるのかについては、「FP協会の合格率が高いのは、個人の受験者が多く、受ける気満々で、申し込みをする方が多い。金財は、会社で言われて仕方なく受ける方が多いので合格率が低い。」「なぜ差が出るかというと、FP協会は一般の人が受験していて、金財は会社から資格取ってこいと言われて受験しているから。やる気の違い。」との声も一部で見られました。
筆者がFP試験を受験する際、どちらの試験機関で受験しようか悩んでいた時、合格率の高いFP協会で受験しよう!と思い、申し込みをしました。
当時は、試験内容が同じだなんて全く知らず、合格率が高いFP協会の方が試験内容が簡単なはず!という安易な発想だったのは今となってはいい思い出です!
FPの合格発表日には『完全合格』がトレンド入りするのが、今後は恒例となるかもしれないですね。
source:金融財政事情研究会, 日本FP協会