バブル崩壊後、『失われた30年』と呼ばれる長引く経済低迷が続いています。デフレが長引き、物を安く購入するのが当たり前となっている昨今ですが、2022年に入り様々なものが値上げラッシュとなっています。食品や生活用品などの値上げがはびこっている中、なぜか国家資格であるファイナンシャルプランナー(FP)の試験も値上げし、受験生がざわつく事態となったのです。
2022年は値上げラッシュ
小麦の高騰でパンやパスタ、醤油やケチャップなどの調味料も値上げし、食料品の値上げラッシュが止まりません。
最近では、駄菓子のうまい棒が10円から12円に値上がりしたことも話題となりました。
また、2月14日時点でガソリン価格が6週連続の値上がりし、前週より0.2円高い1リットルあたり171.4円と、車に乗るのもためらってしまうほど。
様々なものが値上がりし、家計に直撃しているご家庭も多いのではないでしょうか。
そんな中、国家資格であるFPの受験料も値上げし、受験生が悲鳴を上げている様子がネット上からうかがえたのです。
コロナ値上げ!?受験料値上げでざわつく事態に
2月14日のバレンタインデーに、日本FP協会の公式HPからFP試験の受験料の値上げが発表されました。
3級
学科 3,000円→4,000円
実技 3,000円→4,000円
合計 6,000円→8,000円2級
学科 4,200円→5,700円
実技 4,500円→6,000円
合計 8,700円→11,700円1級
実技 20,000円据え置き。
FP試験の実施団体は、日本FP協会と金融財政事情研究会の二つがあり、金融財政事情研究会も日本FP協会と同じように試験料の値上げが発表されています。
日本FP協会の1級受験料は20,000円で据え置きなのに対し、金融財政事情研究会の1級受験料は25,000円から28,000円と3,000円値上げされています。
試験会場費用などの運営費が増加していることによる受験料の値上げで、2022年9月の受験料から値上げが実施されることが発表されたのです。
突然のFP受験料値上げにより「えぇFP受験料値上げ……9月に2級受けようと思ってたんだがどうするか……。」「2級の受験料が1万円超えたのは痛い!」「悲報、FP試験が大幅値上げ!」「資格試験の受験料も値上げラッシュ。」と、ネット上にコメントが寄せられていました。
2022年9月から受験料が値上がりしますが、値上げ前の5月にもFP試験が行われます。
高い受験料を払いたくない!という受験生は、5月に合格するしか道はなさそうです。
また、スポーツ動画配信サービスのDAZNも値上げしたことで、不満が続出しました。
source:日本FP協会, 金融財政事情研究会