およそ45億年前、地球に火星ぐらいのサイズの天体が衝突、その後その破片が集まり月になった・・・といういわゆる「ジャイアントインパクト説」なるものがありますが、あくまでそれは説であり、実際にそれを見た人もその証拠となるものがあるわけではありません。そこでそれをすp−パーコンピューターがシミュレーションしたようです。こうなりました。
ジャイアントインパクト説をシミュレーションしてみた
Supercomputer simulation shows how the Moon may have formed https://t.co/2fJ81kGqyv via @MailOnline Since only about 1/4 of Theia's mass formed the Moon, the rest must have fallen onto the Earth, which means that the Earth at time of impact was considerably smaller than it is now
— Terry Moseley (@terrymoseley2) December 4, 2020
こちらの研究では、45億年前地球に衝突した火星ぐらいのサイズの天体が衝突後、宇宙に散らばった破片がどのように形成していったかダラム大学のコンピューターシミュレーションで計算しております。
シミュレーションでは、衝突後に無数の岩石の破片が飛び散り、それが宇宙空間で集約し、大きな塊となり、やがて地球を周回していきます。
1スイングすると、いくつかの破片が地球に吸収されるも、残りは周回し続けております。これがやがて月となっていると推測されます。
実験結果では、あくまで地球に何かがぶつかって、その後その破片がどうなっていくかをシミュレートしたもの。これで月ができたというわけではないが、非常に興味深いものだと、ダラム大学の研究著者であるセルヒオ・ルイス・ボニージャは述べているという。
これが本当にジャイアントインパクト説であるとするのであれば、火星ぐらいのサイズ天体がまたぶつかってくる不安がつきまといますが、その際は3つ目の月ができるのか、それとも木っ端微塵となり、カイパーベルトのようになっていくのか。
非常に楽しみな未来ですね。
Souce:DaiyMail