ドラクエウォークで、5月17日に実装された新しいシステム「錬成」。しかしながら、プレイヤーの思いとは裏腹に、全く役に立たない見事なまでのショボ過ぎる仕様ですぐさま炎上。公式ツイッターには「もう少しロトの剣に愛情を持て」など批判が殺到しておりました。しかしながら、このシステム、よく考えるとかなり有益で、かつ恐ろしい狙いがあるようです。
ぶき錬成システムとは
ぶき錬成システムとは、その名の通り、過去登場した武器を改良し、更なるスペックアップを狙い再利用をするもの。例えば、「改2」となれば「ギガスラッシュ」は「ギガスラッシュ改」となり、与えるダメージが230%から255%となります。
つまり、持っている古い武器を覚醒させ、使える武器にするシステム…。が、言っても1年も過去の武器。さすがに、現在登場している、最新武器のスペックには遠く及ばないのが現状だ。
カイジのような展開のシステムになる恐れ
錬成は「新武器」も一部対象。
これが行われたら本当に恐ろしい。
そう、てっきり古い武器の救済措置と思われていた「錬成」が、実は新武器にも導入されることだ。しかも、あえて時間差を狙ってくる恐れがある。
廃課金プレイヤーなら新武器は、即ガチャだが、そうでなければ「本当に引くべきか」と一旦思いとどまるはずだ。
たとえば、現在最も新しい「竜王装備」である「闇の覇者の竜鞭」は、たしかに強いが、ギラ属性のブレスという新しい概念が導入され、それが本当に有効なのか未知数。
つまり様子見をし「ガチャスルー」しているプレイヤーが多いのではないか。また、次の新武器が「使えそう」と判断すれば、ジェムを温存しておくはず。
が、しかし…
スルーを予定していた武器に「錬成」が突如開放され、新武器を上回る性能だとすれば…。
これは「ひ…引いてもいいかも…」。
つまり、「ガチャスルー」しそうなプレイヤーの肩を「ポン」と押し、課金へといざなう。悪魔のようなシステム。
運営からの声が聞こえる…
フフ......下手だなあ、プレイヤーくん。
へたっぴさ........!欲望の解放のさせ方が下手....。
プレイヤーくんが本当に欲しいのは...「竜王装備」こっち......
これを今のモンスターの雑魚狩りでボッコボコにしてさ灼熱のブレスで一発殺やりたい......!だろ....?
とまるで、カイジの「大槻ハンチョウ」のような甘い誘い。
今まで「我慢」していたガチャを、この「錬成」によって強化できることを知れば、今後「引いてもいいかもしれない」と心が揺れ動く。そして、さらに…。
運営
自分へのご褒美の出し方としちゃ最低さ....!プレイヤーくん.....
贅沢ってやつはさ........小出しはダメなんだ........!
やる時はきっちりやった方がいい...
それでこそ次の節制の励みになるってもんさ....!違うかい......?」
もはや、我慢する必要はない。今ここでガチャを回さなければ、次まで我慢しなければならない。そのストレスは甚大。ゲームのためにストレスを貯めてどうする。貯めるべきは「多幸感」。そのためにはやはりガチャを引くしかない。
よくよく考えれば「闇の覇者の竜鞭」は確かに強い武器だ。しかし、最強とまでは言えない。強いて言えば90%ぐらいの力。つまりこれは、予め能力を押さえておき、錬成により能力を開花できる「予兆」ではないか。
「錬成システム」は、まさに運営側の「錬金システム」と言って過言ではありません。
参考:ドラクエウォーク公式