行方不明となった2才児を救出し時の人になったスーパーボランティア「尾畠春夫」さんですが、今日も今日とてボランティア活動で精を出しているようです。一体彼を何がそこまで駆り立てるのかは不明ですが、結果的に男児が生き残って母親のもとに戻ったということは素晴らしいことです。が、しかしその手法にネットでは批判が殺到しております。
2歳時に飴玉を渡すな
ネットでは救出時に、尾畑さんが男児に飴玉を与えたことに関し問題を指摘しているようで
2歳児に飴玉あげないで窒息したらどうすんねん
もっと他の方法があるだろう
2歳児に飴玉は自殺行為
などの厳しい意見が噴出しております。これを踏まえると生きるか死ぬかの瀬戸際で、持っていた食料を渡すにも考えなければならないわけですが、実際に窒息するというリスクも有るようで、下記小児科医が警鐘を鳴らしております。
アメによる幼児の窒息、心停止の患者さんを看取りました。やりきれない思いで一杯です。何才以下にはアメを与えてはいけないか、明確な決まりはないですが、米国小児科学会は4歳未満はリスクが高いという見解。何才以上なら絶対安全というラインは引けませんが、4−5歳になるまでは避けて下さい。
— 植田育也 Ikuya Ueta (@Ikuya_Ueta) April 30, 2014
医学的には、どうやら4歳になるまでは避けたほうが無難なようです。
では、3日間何も食べずお腹をすかせた子に、食料を渡さず下山させていたら正解なのか。しかし今度は、飴玉を持っていたにもかかわらず、男児に与えなかったと批判が寄せられる可能性もあります。
ボランティア活動というものはそういった「批判」の対象隣りやすい仕事であるという点をある程度覚悟しなければならないのかもしれません。