一昔前は、同じ会社でずっと勤め上げることが1番素晴らしいとされるような社会でした。でも時代は変わり、今となっては転職も当たり前になってきましたね。そのうちアメリカのように転職する方が能力があると思われる時代も来るかもしれません。そんなことを彷彿とさせるツイートが今話題になっています。
平均年収と社員の能力は比例しない?
話題となったのは以下のツイート。4回の転職経験を元に、平均年収が異なる職場でも社員の能力がほとんど変わらないことを実感したというものです。
今まで4回転職してきて本当に思うのは、平均年収500万円の職場も、平均年収1,000万円の職場も、そこで働く社員の能力はほとんど変わらない。びっくりするくらい変わらない。でも、周りはそうは見ないから、社会的、キャリア的には明確な差がついてる。思考停止で長く同じ職場に安住してると損をする。
— 安斎 響市 @転職デビル (@AnzaiKyo1) October 7, 2022
気になったので少し調べてみました。
転職サイトdodaによると、平均年収は、業種によって異なってくることが見えてきました。例えば金融とメーカーがトップ2業種で、平均455万円です。
小売・外食は平均年収がおよそ351万円と、トップ業種と100万円の差が出ています。
ただし、ツイート主のように、会社の規模によって変わるという言い分もそうかもしれないと思い、調べたところ、規模で年収の差もやはり生まれているようです。
1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与を事業所規模別にみると、従事員 10 人未満の事業所においては 358 万円(男性 447 万円、女性 252 万円)となっているのに対し、従事員 5,000 人以上の事業所においては 511 万円(男性 682 万円、女性281 万円)となっている
要はまとめると、例えば男性を基準で比較しても、大手企業であれば平均が682万円であるのに対し、小規模で10人未満の事業所の男性の平均給与は447万円だったのです。約200万円以上の差があるのです。
(引用:国税庁)
このツイートを見た人の声
さて、このツイートには、以下の印象強い言葉があります。
思考停止で長く同じ職場に安住してると損をする。
今までの日本人とまるで真逆のような考え方なので、様々な反応が集まりました。
・分かる、大規模な会社にいるけど優秀な人は少ない
・業界や会社規模で決まるから能力は関係ないんだよね
・確かに倒産後転職したら年収倍になった経験がある
・自分の経験を照らし合わせても同意
・最初の会社の条件が良ければ変わる必要はないよね
個人的に筆者も4回転職をしたことがあるのですが、高いお給料をもらっていても全然仕事ができない人もいたし、その逆もたくさんいました。
自分が働いている条件に疑問を感じるのであれば、今の時代は留まるだけが美徳ではないので、転職を検討してもいいのかもしれません。
そして何より、給料は賢く使いましょうね。