あおり運転が社会問題化する中、このようなドライバーをいち早く察知すべくこちらがわから身を守ろうということで、そのようなドライバーのナンバーを共有するサイトが話題となっております。これはあおり運転など危険運転をするナンバーを第三者が通報し、それを共有するというものです。
問題のサイト
あおり運転などの悪質行為の投稿サイト「NumberData(ナンバーデータ)」の公式Twitterです。 サイトに投稿された悪質行為(あおり運転、信号無視、当て逃げ、迷惑駐車・無断駐車など)を紹介しています。 悪質行為に関する情報をお持ちの方はこちらから投稿をお願いします。https://t.co/rcJ9B0hhrL pic.twitter.com/ebR5mc3jri
— NumberData(ナンバーデータ) (@NumberData) March 22, 2019
話題となっているサイトは、(あおり運転、信号無視、当て逃げ、迷惑駐車・無断駐車)など悪質なドライバーのナンバープレートを共有するサイトです。 第三者が投稿し、その番号に対するリスクを回避するというものです。
平たく言えば、破産者マップのあおり運転版のようなもの。(MAP機能はないが)
サイトは複数あり、片方の「numberdata」のほうは人気となりサイトに接続できない問題が起きております。
しかし、他人のナンバープレートを勝手にネットに晒すという行為はプライバシー侵害などの問題はないのか。または全く関係のない人がこのサイトに登録されやしないか、などの疑問の声も上がっております。
神奈川県横浜市ってやべぇな← #ナンバーデータ #numberdata pic.twitter.com/gk7B4aKb6H
— 卍タカラゴミー過激派卍 (@Supra_kusonemi) August 13, 2019
個人情報上問題はないのか→ある。
アメブロを更新しました。 『【話題の「Number Data」への書込は犯罪になる?!】あおり運転口コミの法律問題を解説!!』 #NumberData #あおり運転https://t.co/8HB7WyHQvr
— 弁護士 髙橋裕樹(アトム市川船橋法律事務所代表) (@ichifuna_law) August 17, 2019
ということで、この問題に対して弁護士である「髙橋裕樹」さんがコメントしております。結論から先にいいますと「ある」とのことです。
具体的には、名誉棄損罪、偽計業務妨害罪 といった犯罪、肖像権侵害、プライバシー権侵害 等による損害賠償等のリスクがあるということです。
たとえば、全然関係のない人のナンバープレートを腹いせや、興味本位で投稿した結果、そのドライバーが誹謗中傷などの社会的な制裁を受けた場合、訴えられる恐れもありそうです。
つまり、閲覧・投稿する際には目的次第では十分刑事訴追の恐れがありそうなので、十分注意をしたほうが良さそうです。
破産者を共有する破産者MAPも問題となりましたが
私刑の問題は今後加速度的に増えていくことでしょう。
https://ja.numberdata.com/