このお盆の時期の風物詩となっておりますきゅうりと、ナスを形どった人形「精霊馬」。これはご先祖様が、家に帰宅しそして帰っていくための道具であり日本独特の風習です。きゅうりに乗ってやってきて、ナスで帰るというのが一般的なのですが、最近はこの習わしに「異論」を唱えるかたもいるようで、食べ物を粗末にしているという声もあります。
精霊馬(バイク) pic.twitter.com/OQiSrmfN13
— 元祖・調教おじさんの愛人さんの愛人さん (@B18C1295) 2018年8月13日
精霊馬といえば「ナス」「きゅうり」に割り箸で足をつけたものですが、最近ではそれだけでなく、インスタ映えをねらった、バイクの精霊馬や、はたまたドラゴンの精霊馬なるものも話題となっております。こんなカッコいい、精霊馬に乗れるのであれば、ご先祖様もさぞかしお喜びのことだろうとは思います。
曾祖父ちゃん達これに乗るのか… pic.twitter.com/2abRjJcsx8
— 佐藤 杏樹 (@anju_sato_) 2018年8月12日
このようなドラゴンにのってやってくるなんて、なんとも夢がありファンタジーなわけではあるのですが、一方でこのような風習そのものに、異論を唱える方もいるようで、ネットではこの風習に関して「食べ物を粗末にする」と捉える方もいるようです。
・精霊馬で本物の野菜使う方が食べ物粗末にしてる
・食べ物を粗末に扱ってるように思える
・食べ物を粗末にしてはいけません
・最近の創作精霊馬は食べるのかな
・食べ物を粗末にすると怒られるのに、お盆の精霊馬と言って野菜で動物作って遊んでるのは怒られないのね
・ちゃんと食べろよ
最後は食べるのか?
精霊馬ですが「食べ物を粗末を粗末にするな」という意見もあるということであれば、では「食べればよいのではないか?」という発想もうまれます。
が、しかし精霊馬はそもそもご先祖様への「お供え物」ですので、最後は海や川に流す、もしくは寺や神社で供養するのが理想。
そもそも、この猛暑の中、外に放置した生野菜を食べるというのはまさに自殺行為。
やめたほうが良いでしょう。
つまり「食べ物を粗末にするな」という意見に反論するために「食べているから大丈夫」という行動は、通用しないようです。
ということで、このような精霊馬。
色々な意見があるわけですが、一番良いのはしっかりとご先祖様を供養するという気持ちではないでしょうか。
画像掲載元:いらすとや