日本語の難しさと言いますか、表現の曖昧なところが、まるで後回しにしておいて、後にじわじわと、とんでもないバグを引き起こすシステムのように、日本語の問題が現在話題となっております。もう少し明確化すべきでは有るのかもしれませんが、良いところでもあり悪いとことでもあります。ということでこちらの問題をご覧下さい。
4Kテレビと4K対応テレビ
さて世の中「4K」の波に乗っかり、テレビ業界もしきりに「4K対応テレビ」を投入しております。それに伴い視聴者もまるで15年前の「アナログ」から「地デジ」に移行するかのように、対応が急がれておりますが、実はいま販売されている4K対応テレビは、なんと4K対応なのに4K放送がみられないということなのです。
一体どういうことなのか、DXアンテナ株式会社の記事によりますと以下のように記載されております。
4K対応テレビとは・・・
現在放送されているデジタルハイビジョン放送を受信でき、かつ外部から入力された4K映像信号を4K本来の画質 (水平3,840画素、垂直2,160画素)で表示できるテレビです。現在、多くのメーカーから市販されています。http://www.dxantenna.co.jp/4k8k/shichosha.html#p03
とのことです。そしてここからが重要で、4K放送を見るには「4K専用のチューナー」が必要とのことです。
引用:総務省
http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/housou_suishin/4k8k_suishin/bs_how-to.html
つまり4K対応テレビは、有る意味4Kに対応した解像度を誇るディスプレイであり、受信チューナーはない。
逆に4Kを受信するチューナーがあるものは「4Kテレビ」ということです。従って「4K対応テレビ」と「4Kテレビ」は全く意味合いが違い、価格も異なります。当然チューナーが内蔵されている4Kテレビのほうが高いということになります。
・4K対応テレビ:4K放送に対応したディスプレイ、視聴には別途4Kチューナーが必要。ただ、アナログ番組が地デジに移行したときのように、現在のTV番組が一斉に4K放送になるというわけではないので、そこまで4K放送にこだわらない方は、買い急ぐ必要もないかと思われます。
・4Kテレビ:4K放送が視聴可能。
とはいえ、いずれか現在の地デジもすべて4K放送になる日が来る、もしくはネットに移行する日がくるのでしょう。
画像掲載元:Amazon / 総務省