彗星は何百年に1回、地球に接近し我々の胸をときめかせますが、いかんせんそのタイミングにその時間に、見えないものを見ようとして望遠鏡を覗き込んだとしても、なかなか見えるものではありません。従って我々の見た多くの彗星は、何かの資料映像か写真になるわけですが、こちらはその彗星をまさかこんな近距離で撮影されるとは。という衝撃的な映像です。
ーチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星とは
今回近距離で撮影されたのは、2014年8月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着し写真を撮影したという「ロゼッタミッション」によるものです。それを再度編集し直した映像が公開されております。これがその「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」ですが、我々がよく知る「ほうき星」のような尾がなく、静寂に包まれた、漆黒の世界が広がっております。
かすかに、なにか蒸気のようなものが出ているのが見えますが、尾の成分は「塵や金属」などで、なにか蒸気を発射しているわけではないようです。
ということで今回は更に近づき、彗星の様子を撮影されたものが公開されております。
#ROSETTA 😍 OSIRIS #67P/CHURYUMOV-GERASIMENKO new albums 😍--ROSETTA EXTENSION 2 MTP030-- Miercoles 1 Junio 2016 all filters stacked pic.twitter.com/Bf173Z5g79
— landru79 (@landru79) 2018年4月23日
これを見る限り、彗星内に雪のようなものが舞っているように見えます。しかしこれは雪ではなく、ホコリが舞い上がっているとのことです。
そして背後には星空がみえ、恐ろしいスピードで回転しているのがよくわかります。地球上ではありえない光景ですが、これが彗星の正体なのです。
ロゼッタミッションの最後は、彗星の地表に着陸機フィラエを着陸させ、史上初の「彗星に着陸した探査機」となり、幕を閉じました。
宇宙と言えば宇宙の法則が乱れ終わりが始まろうとしていると
話題になりましたがその前に「チュリュモフ・ゲラシメンコ」というほうき星
いつか天体観測してみたいものですね。
画像掲載元:Wikipedia / Twitter
掲載元
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-5652723/Incredible-animation-shows-dust-raining-Comet-67P-soars-past-star-clusters.html
(秒刊サンデー:たまちゃん)