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大正10年生まれの「ビタミンカステーラ」を食べてみた!ビタミンってどういう意味?


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「ビタミンカステーラ」という名前のこのカステーラ。初めて世の中に出てきたのは大正10年で、写真のような包装になったのが昭和30年代前半です。北海道では有名なロングセラー商品で、スーパーやコンビニなど大抵の店で購入することができます。時々、無性に食べたくなって購入します。1個85円という値段は、買ってしまおうかなという気持ちにさせてくれる値段です。

-名前の由来は...

「ビタミンカステーラ」のビタミンて何?と不思議に思ってしまいますよね。ビタミンというのは、皆さんが想像している通り、あの栄養素のビタミンです。ビタミンは、人が健全に成長し健康を維持する働きをしています。このカステーラには、ビタミンB1とビタミンB2が入っています。

このカステーラが最初に作られたのは、大正10年でした。当時は第1次世界大戦が終結したころで食糧不足のため栄養失調になる子どもが多かったそうです。それで、この製菓会社では、安くて栄養価の高いものとして、このカステーラを作ったのだそうです。


-袋から出してみると

袋をあけてお皿の上に置いてみました。高級カステラのようなしっとり感はありません。高級カステラよりも、卵も砂糖も少なくしています。その分、小麦粉は多めなのでしっとりとした感じが無いのです。

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-カステーラを切ってみました

カステーラの中身は、そんなにパサついてはいません。口に入れると水分は少なめだと感じますが、甘すぎず食べやすい味に仕上がっています。小腹がすいたときなど、近くにあるとついつい食べてしまいます。

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このカステーラを口の中に入れて牛乳を飲むと...、どうなると思いますか。口の中でカステーラがとけるのです。牛乳を飲んだ瞬間にです。



-カステーラを牛乳につけてみましょう

カステーラと牛乳は口の中でどのような状態になっているのかを、確かめてみましょう。口の中をお見せすることはできないので、小鉢に牛乳を入れて、カステーラを牛乳につけてみましょう。

このカステーラを牛乳につけてみましょう。カステーラの表面をよく見ておいてください。

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カステーラを牛乳につけました

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カステーラに牛乳がしみ込んでいるのがわかりますか。あっという間にしみ込んでいきます。生地にあった気泡が大きくなっているのがお判りでしょうか。

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カメラをさらにカステーラに近付けて撮影してみましょう。カステーラの左側と右側では明らかに生地の様子が違います。右側の方は、少しとけているように見えます。
口の中では、このようなことが起きていたのですね。おいしいはずです。

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ビタミンカステーラは、そのまま食べてももちろんおいしいですが、牛乳が近くにあるのなら、牛乳と一緒に食べることをお勧めします。
もし、たくさん買ったとしても、すぐ手にできる場所にはおかない方が良いかもしれません。甘すぎない分、たくさん食べることができてしまいます。ご用心!

ライターは、この写真を撮影した後、カステーラ1本ペロリと食べてしまいました。

ビタミンカステーラが誕生したのは大正10年(1921年)のことだそうですから、97年も前のことです。97年もの長い間作られ続けているというのは驚異的なことだと思います。自分が買ったり食べたりしているカステーラにそんな歴史があるなんて不思議な気持ちになります。

(秒刊サンデー:わらびもち)
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