
かなり昔の絵のようですが、見た瞬間の違和感はなんでしょうか。騎手が不思議そうに後ろを振り返っています。馬もどうしたらよいのかわからないというような顔をしています。そうなんです、馬の体が半分なくなっています。これでは前に進むことができません。もちろん後戻りだってできません。騎手に代わって馬の後ろ半分を探してください。

馬の後ろ半分を見つけるのはかなり難しそうです。のどかな風景の中に馬に乗った騎手が描かれているだけのように見えます。しかし、確かに馬の後ろの部分が見当たりません。
しばらく絵を眺めていると、突然、馬の後ろの部分が見えてくることがあります。
-しばらく見ていてもわからないという方のために・・・
絵の右上部分に少し色を付けてみました。このあたりに馬の後ろの部分があるのですが、わかるでしょうか。

少し色を付けられると、答えがわかりやすくなります。もうわかりましたか。
「まだ、ちょっと・・・。」という人のために、答えをお知らせしましょう。
-答えです
絵の右上部分の枝の中に馬の後ろの部分があります。

答えに気付くまでは全く見えなかったにも関わらず、わかってしまうと、もうはっきりと”馬の後ろ半分”が見えてしまいます。
我々は、脳ミソから、「これはこんな風に見えるはずだ。」という情報を受け取ってものを見ています。脳ミソは、今までに見た経験のないものに対しては適切な情報を送ることができないので、我々も正しく見ることができません。
しかし、脳ミソがその見方を理解した後は、我々に適切な情報を迅速に送ることができるようになり、我々もすんなりと答えを見つけられるようになります。
いずれにしても、隠し絵(だまし絵)は、見るだけでも楽しいですし、答えがわかると楽しさと同時に、「やったー」という達成感も味わうことができます。
画像掲載元:TRICKY OPTICAL ILLUSION PUZZLES
(秒刊サンデー:わらびもち)