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マッチ棒を19本並べて式を作りました。よく見ると、この式は正しくありません。マッチ棒を2本だけ移動して正しい式に直してください。マッチ棒は移動するだけですから、正しくなった式にもマッチ棒は19本使われていなければなりません。問題を見た瞬間に、「もう出来た!」と思った人いませんか。最後にマッチ棒の本数を確認してください。
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-さてどうしましょうか
「+」の部分からマッチ棒を1本取ると、「5-3=2」となり、正しい式にはなりますが、マッチ棒を移動したことにはなりません。移動するというのですから、このマッチ棒は式の中のどこかにもっていかなければなりません。
「+」の部分からマッチ棒を1本取るとすると、「5」の右側に移動すると「9」という数字ができます。「5」の左側に移動すると「6」という数字ができます。この方法で進めていくとすると、もとの式は、「9-3=2」か「6-3=2」ということになります。
すでにマッチ棒を1本移動していますから、移動できるのはあと1本です。マッチ棒1本を移動して、「9-3=2」か「6-3=2」のどちらかを正しい式にできれば答えが出たということになります。「9-3=2」の式を正しくするのは無理のようなので、「6-3=2」の式の方を考えて見ましょう。
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-「6-3=2」という式は正しくありません。
「6-3=3」でないといけませんね。あれっ?「2」という数字は、マッチ棒を移動することによって「3」になりませんか?早速、マッチ棒をもう1本移動してみましょう。「2」の左下にあるマッチ棒を、そのまま右側に移動してみましょう。
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「2」を「3」に変えることができました。マッチ棒を2本移動して正しい式に直すことができました。
-答えを確認しておきましょう。
「5」の横の「「+」記号で使われているマッチ棒を「5」の左下に移動して「6」を作りました。次に、「2」の左下で使われているマッチ棒を右側に移動して「3」を作りました。出来上がった式は「6-3=3」です。この式は正しいですね。移動したマッチ棒はわかりやすいように黄色い色にしています。
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「マッチ」や「マッチ箱」を見ることは少なくなりました。使うこともほとんどありません。でもマッチ棒パズルはなくなりませんし、楽しんでいる人もたくさんいるようです。本物のマッチ棒ではありませんが、「マッチ棒パズル」は売られているようです。実際に商品を見たことはありませんが、アマゾンからのメールの中に、その商品の紹介がありました。
マッチ棒を使うことはなくなりましたが、マッチ棒パズルは健在のようです。ちょっと欲しくなりましたが、今のところ購入の予定はありません。
(秒刊サンデー:わらびもち)