CMというものは人をいかに惹きつけそして、購買意欲をそそらせるか。その為にはインパクトが大事であったりしますが、CMがゴマンと溢れる昨今のこのご時世、なかなか深い印象をあたえるような素晴らしいCMを作るのは難しいわけです。さてそんな中、こちらのが以外のマクドナルドのCMが問題となっているようです。ー物議を醸したマクドナルドの新CM
さて物議を醸した動画はこちらです。お父さんと死別してしまった息子は、母親とマクドナルドに行きます。そこで頼んだのは「フィレオフィッシュ」です。母親は「貴方の父親もフィレオフィッシュが好きだったのよ」と、どうやらフィレオフィッシュと父親をリンクさせた感動的なストーリー・・・
という流れになるはずでした。しかし、いざCMを流してみると意外な結果に。なんと「慈善団体」などから「子どもの死別を悪用する」「不謹慎だ」「ブランドの獲得のために死を悪用している」「必要のないテーマ」などと批判が殺到したということなのです。
確かに、亡くなった父親というテーマを利用し涙を誘い、そして購買意欲へとつなげるというシナリオは若干不思議なストーリーのようにも感じます。
実際にこの動画を見て問題を指摘しているユーザーは以下のように発言しております。
New #McDonalds advert, cynically using the story of a kid's dead dad is trashy beyond belief. Who needs 2 parents when you have McNuggets?
— Tony Richman (@TonyLRichman) 2017年5月12日
The McDonalds advert with the mum describing the kids dead dads favourite meal is particularly vulgar. Targeting the bereaved market? Weird.
— Martin (@Thenh11) 2017年5月14日
この動画は、ロンドンに本社を置く広告代理店「Leo Burnett」によって作成されましたが、その後CMは打ち切られました。
マクドナルド側は二度とこのような事が起きないように再発防止に務めるとのことでしたが、純粋に「このCMは感動的だ」「涙を流した」と感じる方もいるようです。
日本でも同様にCMを打ち切らざるをえないという問題は多々発生しておりますが、人間の「死」というテーマはあまりにも効果が絶大すぎて制御ができないのかもしれません。
画像掲載元:YouTube
掲載元:MirrorUK
(秒刊サンデー:たまちゃん)