一時期お笑い番組で度々登場しておりました「小梅太夫」ですが、最近はテレビではほとんど見かけなくなりました。ついに消えたか・・・と思いきや、実は消えておりません。地道な営業活動のほか、なんとツイッターでは相変わらずの「ちくしょー」をつぶやいており、とんでもない人気を博しております。そして更に進化しております。
暑いので冷房にあたっていたら~、
— コウメ太夫 (@dayukoume) 2017年7月15日
体が凍結してました~。
カチコチクショー!! #まいにちチクショー
こちら、小梅太夫さんのツイッターアカウントです。6万ほどのフォロアーがいるという人気ぶりではありますが、内容としては「#まいにちチクショー」ということで、彼のネタがツイッター上でつぶやかれるというものです。チクショーネタは、ある意味あるあるネタをちょっと「寒く」したもので、日常にありふれた光景であり、ツイッターとの親和性も確かに高いのです。
ということで、本人の人気も上乗せされ、毎回チクショーネタをつぶやくだけで100RT以上を稼ぐ人気ぶりです。
しかし、このチクショーネタの面白さはここからです。このネタに多くの評論や指摘が入り、その指摘のほうが面白いということで、以前話題となりましたが、更にこのネタに便乗したアカウントが量産。指摘をするだけでなく、わざわざ翻訳をするという、ますます目的が意味不明なものになっていっているのです。
暑いのでコウメの寒いギャグを見ていたら~、
— まいにちチクショー手直しくん (@maichiku_01) 2017年7月15日
涼みを通り越して凍結してました~。
カチコチクショー!! #まいにちチクショー
指摘をするチクショー手直し君。
このツイート
— まいにちチクショーアンケートくん (@KoumeEnquete) 2017年7月15日
アンケートを取るチクショーアンケートくん
ワシも間も無く人体冷凍保存されるところじゃ…
— 40年後のコウメ太夫 (@ogichiki954) 2017年7月15日
解凍されたらまたここに来るぞい
40年後のアカウント
カチコチクショーとはいいですね~
— まいにちチクショー批評家くん (@hihyoukakun) 2017年7月15日
完成度さえ高ければ派生もありな気がしてきました。
でもコウメさんの体が凍結したからと言って面白くはありませんよ。
評論をするアカウント
因為我很熱,我開冷気~,
— まいチク中国語(繁体字)に翻訳くん (@koumechinese) 2017年7月15日
就上凍我的身体喔~。
可惡!!#每天可惡#一日一善一まいチク
中国語に変換してくれるアカウント
pic.twitter.com/CJEP2Hi8Zb
— まいチク象形文字に変換くん (@Maichikusyokei) 2017年7月15日
象形文字に変換してくれるアカウント
よく凍結したのにツイートできたね。寒い寒い冷房の中で更に寒いツイートをして全国の涼んでるチクシスト達が凍え死んだらどうしてくれるの?いい加減暖かくなる事呟こうな~!米やこ知らん
— 米太夫 (@Honyakumaichi) 2017年7月15日
何故、小梅氏は凍結するまで冷房に当たったのか。プロタゴラスはかつて「人間は万物の尺度である」と述べ、暑さ等の感覚的概念について、我々の個々の知覚こそが尺度となり、真理となるのだと指摘した。小梅氏は極度の暑がりだった為、絶対零度すら暑く感じたのだ。相対主義思想の影響が見られる一作。
— 哲学者コウ・メダユー (@koume_philo) 2017年7月15日
指摘をするならまだしも、変換することで一体誰が読むのかという疑問は多いわけですが、小梅太夫のアカウントに様々なオプションがつくことで、もはや彼の一言が壮大なソースとなり、それを元に様々なコンテンツが生み出されているわけです。
もはや今や「まいにちチクショー」は一つの大きな「ジャンル」を生み出しているのかもしれません。
チクショー!
(秒刊サンデー:たまちゃん)