卒業アルバムといえば、学生時代の様々な思い出が詰まった大切なもの。当時は気合を入れて撮ったはずの写真が後から見返すと微妙に時代を感じるものになっていたりと、懐かしく、時には気恥ずかしいと感じることも。あまり見返すことがない、という人にとってもやっぱり思い出の卒業アルバム。アメリカのある高校の卒業アルバムには、ちょっと変わった、しかし心温まる「ある写真」が掲載されたことで、全米が感動した!
アメリカ、バージニア州の東北部に位置するスタフォード郡。この高校の卒業アルバムを開いた卒業生の皆が驚いた写真があった。
それはクラスメートの写真の中にあった1匹の犬。
「生徒の写真の中に犬の写真があって、すぐに気がついたわ。でも、すごくカワイイと思ったの」卒業生の一人はそう言った。
さて、その4本足の卒業生はいったい何者かというと、16歳の1型糖尿病と診断されていた少年の介護犬だった。彼の名前はアルファ。アルファは血糖値が高くなりすぎたり、低くなりすぎたりするのを知らせるよう訓練された、いわゆる「糖尿病アラート犬」なのだ。
「アルファは何度も僕の命を救ってくれた。血糖値が低くなりすぎて危険だった時には夜中でも僕を起こしてくれて知らせてくれたんだ」飼い主のシャルク君はアルファと名づけられたラブラドールレトリバーと去年から学校に一緒に通うようになり、クラスでも人気者だった。
「アルファは学校の雰囲気をすごく良くしてくれた最高の仲間だったよ」とシャルク君は語った。
シャルク君は卒業アルバムの写真を撮るときにアルファも一緒にとりたいと願い、その願いが叶ったのだ。アルファの卒業アルバムの撮影は他の生徒と同様に行われた。ただ一つ違いといえばカメラの高さ。ほんのちょっとだけ低くしたということ。
実はアルファはそれだけでなく、学生証まで持っている。
オレンジのバンダナがなかなか素敵な写真である。
アルファの卒業アルバムへの参加は卒業生達にとってちょっとした話題となり、「補助犬が卒業アルバムに載ってる、マジで泣きそう」というツイートに始まり、なんと8000回もリツイートされた。
「可愛すぎる」や「これ、今までで一番ピュア」など、とにかく感動のツイートが止まらない。毎日一緒に学校に通った補助犬はもちろんクラスメートと同様だろう。何年も残る卒業アルバムにアルファを載せてくれた卒業アルバムの製作側の粋な計らいが素敵すぎる!
―海外の反応
・ 私は15歳で糖尿病と診断されたけれど、誰もそんな犬がいるって教えてくれなかったよ!
・ アラート犬ってすごく高価だし、数がいないから誰でも飼えるってわけじゃないらしいよ。
・ 血糖値の低下がわかる犬ってすごい!どうやってわかるんだろう?
・ 犬は嗅覚が優れていて、血糖値の低下が臭いでわかるらしい。
・ もう少し写真のアングル考えられなかったのかなぁ。
・ カワイイ!
・ 最近落ち込むことばっかりだったから、この写真みて気分がすごく良くなった!
・ 犬を見るだけでなんか嬉しい。
・ 面白い話。でもアルファの写真からプロフェッショナル感を感じる!
・ アルファは当然卒業アルバムに載るべきでしょ。
https://www.reddit.com/r/UpliftingNews/comments/6d9i3c/school_yearbook_photo_of_virginia_students/
(秒刊サンデー:南ロココ)