足に不自由をもつ人のための車いす。でも、動物が動く自由を奪われてしまった時、助ける手立てはまだまだ少ない。特に水の中の生き物には、ほぼなすすべがなかった。ところが、ある男性が泳げなくなってしまった金魚のために、「車椅子」を作ったというのだ。この動画をアップしたのは、YoutuberであるTaylor Deanさん。動物の動画を多くアップしている。
ある日、彼女は地元のアクアリウムショップで働くDerekという友人から、この「車椅子に乗った金魚」の話を聞いたのだ。
彼の元にはいつも、たくさんの傷ついた魚たちを抱えた客が来る。
ある日、彼の元に転覆病にかかってしまった金魚が届けられた。
転覆病とは、浮遊力の調整がうまくいかなくなり、文字通りひっくり返ってしまい、泳げなくなってしまう病気だ。
かわいそうな金魚。重量調整や、水の調整では芳しい効果が得られなかったDerekさん。
この金魚のためにひと肌脱ごうと、さらに一歩進んでみることに。
彼は、通常タンクなどに使われる管を金魚のまわりに設置。
そしてそれらを支えるための「椅子」と、しっかり浮遊できるようにするための「弁」、そして重力調整のための重しを椅子の下につりつけた。
最後に、浮遊できるように発泡スチロールを取り付ければ完成だ。
もう転覆せず、しっかりと浮かぶことができるようになった金魚。
この写真をDerekさんからもらったYoutuberTaylorさんは、すぐさまアップ。
するとこれがネットで大反響を呼び、たくさんの感動の言葉が寄せられた。
たくさんの傷ついた魚たちを見てきたが、ここまでした人は彼が初めて。感動したわ。
とある女性は語っている。
掲載元:http://www.boredpanda.com/tiny-goldfish-wheelchair-taylor-dean/
(秒刊サンデー:はる)