気温は２℃。寒いというよりも「痛い」といったほうが適切なのかもしれませんが、こんな時にこそ「寒中なんちゃら」を各地でやるというのが日本の習わしでございまして、それに耐えてこそ「男である」とか「大人である」という面白い宗教観がここぞとばかりあるわけですが、こちらの祭りもそのうちの一つかもしれません。
こちらは、東京神田明神の毎年恒例「寒中禊（みそぎ）がまん会」というものです。新成人を中心に、男はふんどしになり、女子ははんだこという白装束に身をまとい、冷水を浴びて身を清めるというなんとも過酷な行事でありまして、禊というからには何か身の中に潜む、よろしくないものを体から排出するという意味合いもあるのでしょう。
お祓いを受けていざ禊というわけですが、気温は２℃。ただでさえ寒いのにこの褌一丁という姿はもう地獄でしか無いはず。
男だけでなく女子もこの水を浴びるのですが、水の中には氷も。つまり水温もほぼ０℃に近いというなんとも恐ろしい行水。女子は殆ど動かずただただ耐えているとのこと・・・。
海外サイトでは「神道野教えに習い、みんな楽しそうに魂を清めている」と紹介しているようです。空前絶後のこの「寒中禊がまん大会」。
何か趣旨はまた違った方向に行きそうではありますが、見ている方が寒くなりそうですね。
掲載元
http://www.dailymail.co.uk/news/article-4143524/Japanese-pilgrims-enjoy-ice-bath.html
（秒刊サンデー：たまちゃん）
