2019年、1月1日。平成が終わり新元号に変わり気分もリフレッシュ!新しい時代の幕開け!・・・いや、むしろこの日は「悪夢の年明け」あの職業の方々が悲鳴を上げている。そうSEである。システム屋さんは、この日平成から新元号に変わるので「不具合がないか」「トラブルがないか」などヤキモキしなければならない。
ーわかりやすいのは紙のカレンダー
まずわかりやすいのはカレンダー。現在「平成31年・・・」という感じで刷っている紙のカレンダー。しかし平成はなくなるのでそこを修正しなければならない。例年であれば自動的に「+1」しておけばよかったものの、新元号という全く未知の「文字列」に変更され、しかも宣告は半年前(未確定情報)。急ピッチでイラレなどのデータを修正しなければならない。
しかしこれはまだ良い。
※元号は半年前に判明するとの報道があります。(未確定)
19年元日に新天皇即位、元号は半年前までに https://t.co/MLS0EC2z2n
— 読売新聞 政治 (@YOL_politics) 2017年1月10日
ーシステムが困る
システム屋は、表計算などの和暦・西暦変換で大きな問題を生みそうです。例えばExcelで表記を「和暦」にしてみると1978年1月1日はS53.1.1となります。しかし2019年1月1日は、現在の仕組みではH31.1.1となります。ここが新しい元号に変わるので、処理が追加されるはずです。
一般的に、和暦で計算処理をすることはまず無いのですが、会計ソフトなど、どうしても和暦表示をしなければならないケースが有る場合に対応が必要です。
しかもこの処理が1箇所ならまだしも、どこにどのように潜んでいるのか、洗い出さなければなりません。相当な作業です。
これが半年前にわかっていたとしても、いざ運用してみると色々問題が出てくる可能性が出てきそうです。
ネットでは「いっそのこと和暦をやめて欲しい」との声も。
ーネットの反応
・ ぎゃあああああああああああ・ 平成31年元日(中略)官房長官が速やかに新元号を発表する・ え、ちょっと待って。次の元号って当日まで発表されないの。・ null1年1月1日が爆誕してしまう・ システム系のお仕事の方々は平成31年の正月休みが無くなりましたね!・ 国民生活に悪影響出さないようにってお気持ち表明だったのに新元号を事前告知しないために正月死ぬ人が多発するという・ 当日発表ってどうするつもりなんだろうねぇ。年明けからシステム屋さんが死ぬ未来しか見えない・ えっ当日まで発表されないってことは公式文書はどうするんだ・ 急に変わるとSEが死ぬ物・元号・税率・祝日・ 昭和から平成への改元の時、コンピュータシステムの対応はどうやったのか、今では全く想像がつかないな・ 崩御による改元じゃないから、さすがに事前に出てほしい・ リリース日は決まってるのに仕様がリリース日直前もしくは当日にしかわからない仕様変更案件・ 新元号は早めに発表してほしい。・ 何より陛下自身もそう望まれると思う・ 仮元号を定めるかなんかすれば一応なんとかなるんちゃうの・ もう元号じゃなくて西暦じゃだめなの?・ もう面倒くさいから、元号は「平成」の次、「西暦」にして下さい。
(秒刊サンデー:Take)