「ロボットが人間のように働く未来」を想像したこと、みなさんもきっとあるはずですよね。そんな近未来をちょっと先取りできるサービスが、2022年2月28日(月)まで東京駅で行われています。なんと、「次世代型ロボットバリスタ」が淹れる本格派コーヒーが味わえるのだとか…。ということで今回は、ロボットとの暮らしを体験すべくその無人店舗に訪れてみたので、体験内容を詳しくレポートします!

JR東日本×Crown社による「新感覚なコーヒーサービス」が登場


コロナ禍をきっかけに進む店舗などの「無人化」。東京駅・銀の鈴広場と、横浜駅・JRE MALL Cafeでは、「JR東日本」とシンガポールの「Crown社(Crown Technology Holdings Crown Technologies Holding Pte. Ltd)」が連携した、無人を体験できる新しいコーヒーサービスが提供されています。


こちらが、Crown社が開発した「Ella(エラ)」。全自動のロボットアームなどによって、バリスタが行う一連の作業を完遂しでコーヒーを提供してくれるロボバリスタなのです。

ロボットの動きを眺めながら、新感覚のコーヒー体験を楽しむことができるというわけ。非接触でキャッシュレス払いのみという、これからの時代にベーシックとなりつつある購買スタイルも体験できますよね。また、今回は、飲食店の省人化効果の検証もなされているそうです。

2022年2月28niti (月)まで設置されているので、コーヒー好きの人はもちろん、先端技術に触れたい人もぜひ訪れてみてくださいね。


東京駅で「Ella X」にトライ!



注文は、まず「支払い方法」を選びます。専用アプリケーションをダウンロードする「モバイルオーダー(クレジットカード決済)」か、タッチパネルで注文する「タッチオーダー(Suica など交通系電子決済)」の2通り。今回は「今すぐオーダー(電子マネー決済)」で体験です!


この時は、エスプレッソ系には「アメリカーノ」(300円・税込)、「カフェラテ」(380円・税込)、「カプチーノ」(380円・税込)、「ダブルエスプレッソ」(340円・税込)、「フラットホワイト」(430円・税込)がラインナップされていました。また、カフェインレスには温めた牛乳の「ベビチーノ」(120円・税込)というラインナップ(専用アプリケーションを利用すると50円引き)。現在すべて「HOTのみ・ワンサイズのみ」、紙カップでの提供とされています。


各メニューをタップすると断面のイメージ写真と、


イラストがわかりやすく表示されます。

「ノーシュガー」や「甘め」などと甘さが調節でき、「フレーバーシロップ(ヘーゼルナッツ・カラメル・バニラ)」の追加も可能(+50円)です。ちなみに、こちらの「フラットフラット」は、カフェラテやカプチーノのような泡のミルクがなく、エスプレッソにスチームミルクを加えたものだそうですよ。


タッチ決済(交通系電子マネー)をしたら、左側のコードレシートから受付番号が書かれたQRコードレシートが発行されます。


ガラスモニターに作業の状況が表示されるので、自分の番号を確認しながら出来上がりを待ちます。


しばし、1本の腕をウイーンウイーンとなめらかに動かしてドリンクを作る様子を観察!


イタリアに本社がある「デロンギ・ジャパン」のコーヒーマシンを3台導入し、コーヒーも本格派!


出来上がると、Ella Xが「どうぞ」と言うように腕を伸ばして運んでくれます。ドリンクの上のモニターに番号とメニューが表示されますが、受け取り口にはカバーがあり、まだ手にすることはできません!


QRコード(アプリ利用時はスマートフォン、タッチオーダー時はレシート)をかざすよう通知され、


QRコードを注文口側の指定場所にかざすと、ドリンクのカバーが開いて受け取り完了!


QRコードをかざすまでカバーは閉じたままなので、受け取りミスが防げるのもうれしいところですよね!


受け取ると、バイバイと手をふって最後まで楽しませてくれました。

ロボットが作った一杯の味はいかに?


今回筆者がオーダーしてみたのは、「カフェラテ(ヘーゼルナッツフレーバー入り)」(430円・税込)です。大きめでしっかりした厚みのカップに約250mlと十分な量!


世界中の豆をブレンドしたコーヒー豆を使用し、日本人の好みに合わせて味を調整しているとのこと。キリッと香り、重くなくスッキリとしたエスプレッソ。


ヘーゼルナッツフレーバーは甘党さん向けのしっかり甘め。フォームドミルクは厚み5mmほどの泡感なので、泡好きさんはカプチーノ、泡なしはフラットホワイトでと、ミルキーなエスプレッソをお楽しみください。

今後の楽しみの広がりに期待!


この時はカップに蓋は設定されていませんでしたが、今後は用意される予定とのことなので、購入して持ち運びや少なるはずです。また、アイスメニューやカフェインレスメニュー(抹茶やチョコレートなど)も追加予定とされているそうです。組み合わせや選択肢が広がるので、今後の展開にも期待できそうですよね!



今回は、テストマーケティングとして東京駅に設置された、ロボットコーヒーバリスタ「Ella(エラ)」での購入体験をレポートしました。ロボットの滑らか動きなどに驚きましたが、近い未来にはこれが日常になるかもしれませんよね。みなさんも一足先にエンターテインメントのようなひと時を過ごしに行ってみませんか?
ロボットコーヒーバリスタ「Ella(エラ)」テストマーケティング
●実施期間:2021年12月8日(水)~2022年2月28日(月)
●場所:JR東京駅地下1階「銀の鈴広場」
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 B1
●営業時間:7:00~22:00(L.O.21:30)
●交通:「東京駅」八重洲地下中央口からすぐ
●(参考)
JR東日本:https://www.jreast.co.jp/
ニュースレター:https://www.jreast.co.jp/press/2021/20211126_ho02.pdf

[all photos by kurisencho]
情報提供元: TABIZINE
記事名:「 【東京駅で叶う未来体験とは?】ロボバリスタが淹れるエキナカコーヒー体験記