はじめに


別子銅山跡は、愛媛県新居浜市の山麗部にあり、1690年に発見された銅山です。
「東洋のマチュピチュ」とも呼ばれており、別子銅山跡から眺める景色は絶景なんですよ♪
一目見たいと多くの方が訪れ、日本の大切な史跡スポットとなりました。
そんな別子銅山跡の魅力をご紹介します。

愛媛県観光で立ち寄りたい「別子銅山跡」とは?


別子銅山跡は、標高750mところにあり、1691年から1916年までの間、別子鉱山の採鉱本部が置かれていました。
採鉱本部だけでなく、社宅や小学校などもあり、1968年に休止するまで町としてさまざまな人が暮らしていたんですよ。

山中には、数多くの遺跡が残っており、どんな暮らしをしていたのか歴史をたどることができます。
一歩足を踏み入れれば、当時へタイムスリップした気分で楽しめるので、日本の史跡スポットを満喫できること間違いないでしょう。

愛媛県観光で立ち寄りたい「別子銅山跡」の見どころ▶採鉱本部跡周辺の建物


採鉱本部があった周辺には、赤レンガ造りの「旧保安本部」や、220段の最長階段がある「旧インクライン」があります。

中でも見ておきたいのが、「東平貯鉱庫跡」です。
1905年に完成され、鉱石を一時的に貯蔵されていたと言われています。
重厚な花崗岩造りに、圧倒されてしまいそうですね!

さらに「小マンプ」と言う小さなトンネルもあり、その中にはゆかりのある鉱山運搬機器が展示されているので、ぜひ見てみてください♪

mashさん(@mshcream)が投稿した写真 -

愛媛県観光で立ち寄りたい「別子銅山跡」の見どころ▶こども広場周辺の建物


こども広場周辺には、長いトンネルの「大マンプ」や、「変電所跡」があります。
変電所跡は、実際に中に入って、見ることができるんですよ♪
面影はほとんど残っていませんが、味わいのある建物に言葉を失ってしまいそうです。

また、「旧火薬庫口」もあり、アーチ型の入口が特徴です。
ここには、坑道掘削用のダイナマイトなどが保管されていました。

「第三通洞」は、主要運搬坑道でしたが、1905年に電車が導入され、1938年から 「かご電車」として運転が開始されていました。
一両に約8人が乗れるほどの大きさで、一般利用にも提供されていたんですよ。

現在は立入禁止となってしまいましたが、中は当時のまま残されています。

愛媛県観光で立ち寄りたい「別子銅山跡」の見どころ▶東平歴史資料館と東平マイン工房


採鉱本部の近くには、「東平歴史資料館」があります。
当時の生活文化の写真や、使われていた道具などが展示されているんですよ。
興味深い貴重な資料を、たくさん見ることができるので、じっくり観賞してみてください。

また、「東平マイン工房」では、銅版レリーフ作り体験などをすることができます♪
自分で作る楽しさを知ることができ、記念にもなるので、体験してみてはいかがでしょうか。

◆別子銅山跡(べっしどうざん)
住所:愛媛県新居浜市別子山日浦
電話番号:0897-32-8430
東平歴史資料館 営業時間:10:00~17:00
        休館日:毎週月曜日(月曜日が休日の場合はその翌日)
            12月1日から翌年の2月末日まで
        入場料:無料
東平マイン工房 営業時間:10:00~17:00
        休館日:毎週月曜日(月曜日が休日の場合はその翌日)
            12月1日から翌年の2月末日まで
        体験料金:525円

別子銅山跡



おわりに


空のまち「別子銅山跡」を、ご紹介させていただきました。
長い歴史をもち、ひっそりと時を刻んでいる場所ですね。
時間が止まった空間を間近で触れることができるので、一度は訪れておきたい史跡スポットです。
情報提供元: 旅色プラス