はじめに


東京にはたくさんの観光スポットがありますよね。
そんな中でも洋館と和の庭園が楽しめる場所は、なかなか珍しいのではないでしょうか。
今回は、季節の花も楽しめる、「旧古賀庭園」をご紹介しちゃいます☆

東京都おすすめスポット☆旧古河庭園の歴史


旧古河庭園は、武蔵野台地の地形が最大限に利用されています。
洋館をメインとして、洋風庭園と日本庭園という二つの庭園が共存しています。

もともとは、元勲・陸奥宗光氏の邸宅でしたが、陸奥宗光氏の次男潤吉が古河財閥に婿養子に入ったことにより、古河家の所有となりました。

陸奥宗光氏がその当時使用していた建物は、現在は存在していません。

古河家の特徴である洋館は、古河財閥3代目当主虎之助によって、後に西洋風庭園とともに建てられたものです。

東京都おすすめスポット☆旧古河庭園の魅力その① 素敵な洋館


西洋庭園にあるバラと洋館が、異国情緒を漂わせる雰囲気の「旧古河庭園」。
その洋館は、鹿鳴館などを設計した、イギリス人設計者のジョサイア・コンドル博士が晩年に手がけたものです。

外壁は真鶴産の新小松石で覆われ、天然ストレート葺きが特徴のルネサンス様式が採用されています。

洋館自体が美術館となっていて、大正時代の素晴らしい建築に心奪われること間違いありません。

洋館内の見学は事前の申し込みが必要となっておりますので、ご注意ください☆

東京都おすすめスポット☆旧古河庭園の魅力その② 和洋折衷の庭園


旧古河庭園の最大の特徴は、西洋庭園と日本庭園が共存している点です。

西洋庭園は、ベルサイユ宮殿でもおなじみの、左右対称の幾何学模様の刈り込みが特徴のフランス様式と、石段や水盤で立体さを出すイタリア露壇式庭園が取り入れられています。

一方、日本庭園は平安神宮神苑などの作庭を行った、小川直兵衛氏です。
枯山水や大滝、心字池などが作られており、大正初期の貴重な現存する庭園となっています。

現在は、平成18年1月26日に国の名勝指定を受けています。

東京都おすすめスポット☆旧古河庭園の魅力その③ 素敵な洋館の喫茶室


先ほど、洋館の見学は事前の申し込みが必要だと書きましたが、実はそのほかにも洋館に入る方法があります。
それは、洋館内にある喫茶室の利用です♪

テラス席からは季節によっては、バラを眺めながら優雅にお茶やスイーツを楽しむことができます♡

また、日本庭園の中には茶室があり、春と秋の期間限定で茶席を設けています。
こちらも茶席利用の方のみ茶室に入ることができますよ。
どうぞ、洋風和風それぞれのティータイムを楽しんでください。

◆旧古河庭園
場所:東京都北区西ヶ原1丁目
TEL:03-3910-1394
営業時間:9:00~17:00(入園は16:30分まで)
休園日:年末年始(12/29~1/1)
維持管理のために不定期で休園日あり。


旧古河庭園



おわりに


四季折々のうつろいを感じることが東京都の「旧古河庭園」をご紹介しました。
イギリスと日本の、腕利きの技術者が作り上げた庭や洋館を眺めることで、長い間愛されている旧古河庭園の素晴らしさを見つけることができますよ!




情報提供元: 旅色プラス