はじめに


広大な面積を誇る北海道では、街の数だけ道の駅も多種多様!その中でも千歳市にあるサケに特化した「サーモンパーク千歳」と、宇宙飛行士・毛利衛さんの故郷にある宇宙がテーマの「スペース・アップルよいち」をピックアップ。北海道の魅力をもっと知りたいなら、ぜひ道の駅を訪れてみて。

文/Five Star Corporation

サケが還る千歳川沿いにある「サーモンパーク千歳」


北海道の玄関口、千歳市。新千歳空港から車で約10分という好立地にある「サーモンパーク千歳」は、2015年にリニューアルオープンした道の駅。すぐ隣には支笏湖を水源とする千歳川が流れ、秋になると日本海からサケが遡上してきます。毎年8月上旬~12月上旬には道の駅のすぐ近くにサケを捕獲する水車が設置され、そこで見られる捕獲漁の様子は秋の風物詩でもあるそう。そういった周りの環境から、「サーモンパーク千歳」ではその名の通り千歳川やサケとの関わりを大切にしており、サケに特化した水族館を併設しているほど。

さまざまなサケが泳ぐサーモンゾーン


敷地内に併設されている日本最大級の淡水魚水族館「サケのふるさと 千歳水族館」。ここでまず注目したいのが、3つの水槽で構成されている「サーモンゾーン」。淡水水槽において日本最大級という高さ5m×幅12mの大水槽では、サクラマスやギンザケ、幻の魚とも言われるイトウや欧米原産のブラウントラウトなど、さまざまなサケの仲間が悠々と泳いでいます。さらに、毎日15時から「カモン・サーモン・ごはんだモン」というエサやりイベントがあり、飼育員の方が魚の口の位置やエサについて教えてくれるので一度参加してみては?

“支笏湖ブルー”の神秘的な美しさを楽しもう


千歳川の水源ともなっている支笏湖。この支笏湖の水中を再現した大水槽がある「支笏湖ゾーン」も外せない見どころのひとつ。支笏湖は9年連続で水質日本一を誇る日本最北端の不凍湖で、深い碧色は“支笏湖ブルー”と称されるほど。「支笏湖ゾーン」の大水槽では、実際の水中映像を背景に使うことでよりリアルな雰囲気を演出し、幻想的な碧色の世界から若い女性に人気を集めています。水槽内では、在来種のヒメマスの群生やハゼの仲間のヌマチチブ、20年以上も生きているというギンブナなどが泳ぐ姿や、バイカモやリュウノヒゲモなどの水草群落がユラユラとたなびく様子を観察できますよ。


◆サーモンパーク千歳
住所:北海道千歳市花園2-4-2
電話番号:0123-29-3972
営業時間:9:00~18:00(一部店舗は20:30まで)
定休日:なし

※サケのふるさと 千歳水族館
住所:北海道千歳市花園2-312
電話番号:0123-42-3001
営業時間:9:00~17:00(7/1~9/30は18:00まで)
定休日:年末年始※メンテナンスのため2月は休館

「サーモンパーク千歳」の公式ホームページはこちら



「スペース・アップルよいち」で宇宙の魅力を味わおう!


リンゴやブドウなどの生産量で道内1位を誇るフルーツの町・余市町に、なんと不思議、“宇宙”をテーマにした道の駅があるんです!というのも、ここ余市町は1992年に日本人科学者として初めて宇宙に行った毛利衛さんの故郷。国道229号線沿いに位置する道の駅「スペース・アップルよいち」では、宇宙にまつわるグッズ販売をはじめ宇宙について学べる体験型スポットを兼ね備えており、宇宙の面白さを存分に味わえます。もちろん、町の名産品であるフルーツや地元産のリンゴを使った人気のアップルパイもあるので、余市町の魅力を堪能するには打ってつけですよ。

国際宇宙ステーションと有人実験棟「きぼう」は必見!


宇宙に関するさまざまな展示を行う「宇宙記念館 スペース童夢」では、男性はもちろん女性だってワクワクすること間違いなし! 特に館内上部から吊るされた国際宇宙ステーションの1/200スケールの模型は、まるで本物のようなクオリティで一見の価値あり。また、その傍らでは実際の国際宇宙ステーション内部にある日本初の有人実験棟「きぼう」をイメージした設備があり、宇宙での衣食住の様子を展示。船内で使用するトイレやベッド、船内服や各国の宇宙食が見学できる貴重な体験ができますよ。ほかにも、プラネタリウムや宇宙の3D映像をはじめJAXAや毛利衛さんの特設コーナーがあるなど、見どころ満載です。

宇宙飛行士気分になれる、宇宙食をお土産に!


宇宙の魅力を満喫したなら、旅のお土産に宇宙食はいかがでしょう?「ミュージアムショップ」には宇宙食が15種類以上も揃い、今年から「宇宙おにぎり(鮭)」が新発売。甘党女子にはうれしいアイスクリームやチョコレートケーキなどもあるので、気になる商品はぜひお試しを。ちなみに、宇宙食のパッケージには衝撃に強く温度変化の影響を受けにくい素材が使われているので、どんなものか実際に手に取って確かめてみるのもいいですね。宇宙関連グッズ以外にも、組み立て式の天体望遠鏡や熱気球キットなどのサイエンスグッズも盛りだくさん。これを機会に、理系女子に目覚めるかも!?


◆スペース・アップルよいち
住所:北海道余市郡余市町黒川町6-4-1
電話番号:0135-22-1515(余市振興公社)
営業時間:9:00~18:00(4月中旬~12月上旬)、9:00~16:30(12月上旬~4月中旬)
定休日:無休(4月中旬~11月上旬)、月曜(11月上旬~4月中旬)、年末年始

※余市宇宙記念館 スペース童夢
住所:同上
電話番号:0135-21-2200
営業時間:9:00~17:00(最終入館16:00)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)、4月第3土曜~11月30日

※ミュージアムショップ
住所:同上
電話番号:0135-22-1515(余市振興公社)
営業時間:9:00~17:00(4月中旬~11月30日)、9:00~16:30(12月1日~4月中旬)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日の火曜)、年末年始

「余市宇宙記念館 スペース童夢」の公式ホームページはこちら




情報提供元: 旅色プラス