はじめに


冬は体あたたまる場所に出かけたい。それならサウナへ! ドラマ「サ道」(テレビ東京)の公開やサウナ漫画のヒットで、若い女性や初心者でも行きやすいおしゃれなサウナ施設が増えています。サウナ好きの芸能人やモデルも話題になるなど、今やサウナは「おじさんのもの」ではなく、女性も楽しめるものとして進化。
「サウナ女子」として世界各国のサウナを旅した中で、初心者の方にもおすすめのサウナスポットをご紹介します!

Text:サウナ女子(サウナ・スパ健康アドバイザー/フィンランドサウナアンバサダー)

これでもう怖くない、サウナの入り方


サウナに入るのはマナーがよくわからなくて怖い、サウナの正しい入り方がわからない……という方も多いかと思います。そんな方のために、簡単におすすめのサウナの入り方を解説します。

・体を洗う
洗った後にお風呂に入ってもいいですが、のぼせてしまうのであまり長い時間は入らないようにしてください。また、サウナで汗をかいて体から水分が抜けていってしまうので、事前の水分補給を行ってくださいね。

・7〜10分ほどサウナに入る
サウナの温度にもよりますが、はじめのうちは10分も入っていられないと思います。決して無理はせず、5分くらいでも大丈夫です。

・水風呂に入る
汗をかけ湯で流してから、いざ水風呂へ。慣れるまでは足や顔に水をかけるだけでも構いません。冷たさも、サウナに入る時間の長さや熱さと同じで、慣れの問題です。体全体で冷たさを感じたくなったら全身で入ってみてください。
水風呂から上がったら、体を軽く拭いて再びサウナへ。

・サウナと水風呂のルーティンを2回ほど繰り返し、外で体と心を〝ととのえる〟
サウナ→水風呂、の流れを2〜3回くらい繰り返してください。3回もループしたころには、体も心もボ〜ッとしてくるので、浴室の外へ行きましょう。そして近くにあるイスやベンチに体をあずけて、深く息を吸い、目を閉じてリラックス。すると感覚がぼや〜っとしてきて、自分の体と向き合っているような感じに。このディープリラックス状態を〝ととのう〟と呼びます。この状態を体験すると、やみつきになりますよ。

サウナのエチケット・楽しみ方を知ったところでおすすめ施設を見ていきましょう。

初心者やグループに! 美容アイテムの充実したゴージャスなスパ「テルマー湯」@東京


新宿三丁目駅 E1出口から徒歩約2分、新宿駅東口からでも徒歩約9分と、都心でバリバリ働くワーキング・ウーマンに嬉しすぎるロケーションに建つ「テルマー湯」。高温のドライサウナ(写真)がありつつ、温度低め・湿度高めの塩サウナもあるのでサウナの苦手な友人とも行きやすいですね。

館内はキレイで、コンタクトレンズの洗浄液や下着などアメニティも充実、フード・ドリンクも豊富です。
パウダールームは照明や拡大鏡があり、入浴後のスキンケア・メイクをゆったりできます。スキンケア類一式やナノケアのドライヤーに加え、なんとくるくるドライヤーやコテまで完備。そのまま新宿に飲みに行けます!笑


◆テルマー湯
住所:東京都新宿区歌舞伎町1丁目1-2
電話:03-5285-1726
営業時間:24時間
定休日:なし

海を見ながらインフィニティプールでととのう! 「S.WAVE」@神奈川


Photo:サウナ女子

大磯プリンスホテル内にオープンした「THERMAL SPA S.WAVE」は、非日常を体感する大人のための温泉・スパ施設。
天然温泉のほか、水着で楽しめる多彩なサウナにバー、冬でも楽しめる温水インフィニティプールなど、一日中いても飽きません。

サウナは富士山の見える低温のパノラミックサウナ、高温のフィンランドサウナ、ミストサウナの3種類。岩盤浴もありますよ。パノラミックサウナはそんなに熱くないので、ゆったりと寝転がってリラックスできます。木の香りもいい感じ。
水風呂のシャワーはアロマの香りで全身がいい香りに包まれます。また、男女一緒に入れる水風呂なので、冷たさにキャッキャとパートナーと盛り上がりながら入るのもおすすめです。そして、外気浴は外のインフィニティプール(写真)へ。非日常を存分に味わえます。


◆THEMAL SPA S.WAVE (さーまるすぱ えすうぇーぶ)
住所:神奈川県中郡大磯町国府本郷546(大磯プリンスホテル内)
電話:0463-61-1111
営業時間:6:00~24:00(LO14:00)※最終受付 :宿泊者 23:30、外来17:00
定休日:なし

熱海の洗練された空間で至福の時を過ごす。オーシャンスパ「Fuua」@静岡


Photo:サウナ女子

熱海にリニューアルオープンした「Fuua」は、海沿いにありお風呂、低温サウナからも海が一望できます。
特筆すべきは、まるで海に浮かんでいるような感覚を味わえる全長約25mの日本最大級の露天立ち湯。
内装もリゾートホテル顔負けの豪華さで、休憩どころ(写真)は多種多様なデザインで構成され、なんと本物の砂浜も。海を見ながらリラックスしましょう。
Photo:サウナ女子

エンタメ色豊かですがサウナはしっかりと熱い「ロウリュキャンプ」(ロウリュとは、熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させること)などもあり、初心者も玄人も楽しめます。
伊豆の特産品を集めた売店や、土地のものを使ったおいしいビュッフェが楽しめるレストランも嬉しいポイントです。


◆オーシャンスパ Fuua(ふーあ)
住所:静岡県熱海市和田浜南町10-1
電話:0557-82-0123
営業時間:10:00~23:00
定休日:なし

カップルのバカンスデートとして。 温水プールと本格サウナの「豊島園 庭の湯」@東京


水着で男女混浴で入れるプールと温泉ジャグジー、そして山小屋のような本格的フィンランドサウナ(記事トップの写真)と、楽しいスパがたっぷりの庭の湯。フィンランドサウナの「アウフグース」(スタッフの方が蒸気の風を送ってくれるパフォーマンス)でアッツアツになった後は、緑生い茂る庭園で池の水面や滝を見ながら外気浴をしてととのえます。
中学生以下は入場できないので大人のバカンスデートにおすすめ。
マッサージやレストラン、バーもありお風呂上がりにゆっくりお酒も楽しめます。


◆豊島園 庭の湯(としまえん にわのゆ)
住所:東京都練馬区向山3丁目25-1
電話:03-3990-4126
営業時間:10:00~23:00(最終受付 22:00)
定休日:メンテナンス実施日

大人の隠れ家的リラックススポット「宮前平温泉 湯けむりの庄」@神奈川


宮前平の静かな坂を登って歩くこと5分、広くてきれいな和風の佇まいのエントランスが見えてきます。天然温泉施設として人気のこちら。広いサウナではいい香りのアロマを利用したロウリュ(熱波)サービスも受けられます。
露天スペースに塩サウナもあり、蒸気系なので初心者の方でもひりつくことなく、入りやすいサウナです。
外気浴中にだだっ広い空を見上げると、宮前平は住宅街なので星が見え、ロマンティックな雰囲気を満喫できます。
Photo:サウナ女子

レストランも四季のメニューにこだわるなど、都心から近いにも関わらず一日中楽しめる充実具合に大満足です。


◆宮前平温泉 湯けむりの庄(みやまえだいらおんせん ゆけむりのしょう)
住所:神奈川県川崎市宮前区宮前平2丁目13ー3
電話:044-860-2641
営業時間:平日 10:00〜24:00
土日祝 9:00〜24:00
定休日:館内メンテナンス日


いかがでしたでしょうか。
まずは身近なところで、〝ととのえる〟体験をしてみませんか。
◆サウナ女子
女性とカップルの為のサウナ情報を発信。サウナにハマリすぎて勝手に布教活動を始める。テントサウナを自作したり、約220施設、海外14か国のサウナ、スパを探検したりする平成サウナー。アイコンの画像は、サウナの中でかぶる帽子「サウナハット」。サウナ・スパ健康アドバイザー/フィンランドサウナアンバサダー/社会人院生(MBA)

情報提供元: 旅色プラス