はじめに


熊本県には、九州ならではの文化と豊かな自然を堪能できるスポットが数多く存在します。2016年4月の震災から約2年、復興が進んだ熊本の自然から、パワーをもらう旅へでかけましょう。

①水のカーテンを裏側から望む爽快な景色・鍋ヶ滝


落差は約10メートルと小さいものの、幅は約20メートルもある「鍋ヶ滝」。日本で人気のお茶のCMにも使われるなど、熊本を訪れたことのない人でも目にしたことのある有名スポットです。穏やかに広がる落水が水のカーテンのように見えることに加え、滝の裏側にまわり込むことができる「裏見の滝」でもあります。晴れていればカーテンの合間から緑と木漏れ日を感じる、今までにない景色に出会うことができます。


◆鍋ヶ滝
住所:熊本県阿蘇郡小国町黒渕
電話番号:0967-46-2113
営業時間(開催期間):通年
9:00~16:30(閉園17:00)
定休日:無休
12月28日~翌1月3日休
料金:入園料=大人200円、小・中学生100円、小学生未満無料


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②橋と島々がつくりだす真珠のような美しさ・天草五橋


熊本が誇る絶景のひとつが「天草五橋」です。九州本土から突き出している宇土半島の先端と、天草諸島の大矢野島、永浦島、池島、前島、天草上島を5つの橋で結んでいます。周辺に真珠の養殖場があることや、橋が島々をつないでいる様子から別名「天草パールライン」とも呼ばれ、ドライブをしながら絶景を楽しむことができます。海から眺めるクルージングなら、より近い距離で、下方迫力のある橋を見ることもできますよ。


◆天草五橋
住所:熊本県上天草市松島町合津
電話番号:0964-56-1111
営業時間(開催期間):通年


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③自然が生み出す神秘的な姿・御輿来海岸


「御輿来海岸(おこしきかいがん)」は、その昔景行天皇が九州遠征で通った際にあまりの美しさに御輿を止めたことから名前がついたという伝説があるほどの有名景勝地。

干潮と日の入り時刻が重なる絶好のタイミングは、年に数日しか訪れないと言われていますが、条件が揃う日には、ここでしか見られない絶景を求めて全国からプロのカメラマンを含め多くの人が訪れます。2キロ以上の沖合まで海底があらわれ、砂にいくつもの曲線が浮かび上がる姿はまるで絵画のよう。「日本の渚100選」や「日本の夕陽百選」に選ばれているのも納得です。


◆御輿来海岸
住所:熊本県宇土市下網田町
電話番号:0964-22-1111
営業時間(開催期間):通年


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④豊かな自然の中に佇む情緒ある温泉街・黒川温泉


熊本県の北東部、のどかな田園風景に佇む「黒川温泉」。全国的にも人気の温泉地で、川に沿って小さな和風旅館が数十軒立ち並んでいる姿からは日本ならではの情緒が感じられます。
6月上旬から下旬にかけては国道442号線沿いに多くのあじさいが咲き誇り、冬には竹灯篭による和のイルミネーションが温泉街をあたたかい光で包みます。

旅館に泊らなくても公衆浴場が楽しめるほか、周辺には2つの川が滝となり縁結びスポットとして知られる「夫婦滝」や、神秘的な大小7つの滝がある「秘境七滝」、森林浴にぴったりの「清流の森」など、魅力的な自然が点在しています。自然美に囲まれた温泉街で、心も体も癒されるひと時を。


◆黒川温泉
住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺黒川
電話番号:0967-44-0076
営業時間(開催期間):通年


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おわりに


自然がつくり出す美景に心癒され、昔ながらの温泉街に情緒を感じる、そんなゆったりした日本旅はいかがでしょうか。



情報提供元: 旅色プラス