はじめに


7月2日は、香川県生麺事業協同組合が定めた「うどんの日」だそうです。田植えが終わる時期にあたる半夏生(はんげしょう)に、田植えの労をねぎらうためにうどんを食べたのが由来だといわれています。今回は「うどんの日」にちなみ、全国のご当地うどんをご紹介します。

むっちりした極太麺を濃厚なタレで「常温伊勢うどん 4食入(化粧箱)」(三重)


三重県伊勢市のご当地うどん「伊勢うどん」は、江戸時代にお伊勢参りの長旅で疲れた参詣客に振る舞われた、胃腸に優しいファストフードが始まりといわれています。コシがなく、むっちりとしたやわらかい極太麺に、たまり醤油をベースに作った濃厚なタレをかけていただきます。

原材料はもちろん、小麦粉を練る水にもこだわり、前日にくみ上げた井戸水の塩分濃度を調節して、一晩置いて落ち着かせたものを使っています。一度食べたらクセになるという、伊勢うどんをぜひ味わってみては。


◆常温伊勢うどん 4食入(化粧箱)
価格:1,100円

常温伊勢うどん 4食入(化粧箱)



隠れたうどんの聖地の名物「釜揚げうどん」(宮崎)


隠れたうどんの聖地と言われる宮崎県。中でも釜揚げうどんは宮崎の名物になっています。そんな宮崎の日向市で昭和41年に創業して以来、県北に8店舗を構えるうどん店「天領うどん」。製造者の顔が見える安心安全の釜揚げうどんは、県北で生まれ育った人たちの“ふるさとの味”となっています。

麺、つゆ、揚げ玉は自社工場で製造。日向灘の塩水から取った塩を小麦粉に練り込んでいるやや細めの麺は、少し塩味を感じるのが特長です。つゆは宮崎市内では甘めが一般的ですが、独特の塩味がきいていて、麺との相性が抜群。しっかりと油を飛ばした大きな揚げ玉は、つゆに浸るとふわふわとした食感がアクセントになっています。


◆釜揚げうどん
価格:2,000円

釜揚げうどん



ツルツルした食感がやみつきに「五島 椿うどん」(長崎)


「五島 椿うどん」は、昔ながらの手延べ製法でつくられたうどん。小麦粉をはじめとする原材料からこだわり、五島列島の美しい海水を煮詰めて作った天然塩や自生するやぶ椿の油など、五島の自然の恵みを用いています。じっくりと時間をかけてこね、何度も何度もひねりと延ばしと熟成を繰り返していきます。

こうして手間暇かけて作られたうどんは、細麺でありながら強いコシがあり、ツルツルとした食感が特徴の五島うどんに。たっぷりの湯でゆでたうどんを、アゴダシのつゆでいただきたいですね。


◆五島 椿うどん
価格:335円

五島 椿うどん



茶郷・八女星野村で採れた最高級の抹茶を練りこんだ茶うどん「イナカヤ謹製 星野村茶うどん」(福岡)


高級茶の産地として名高い星野村の農産加工品や、地域の特産品を扱うセレクトショップ「星のガーデンカフェ・イナカヤ」。そのイナカヤ自家製の自慢の一品がこちら。茶郷・八女星野村で採れた最高級の抹茶をふんだんに練りこんだ、讃岐風手打ち式茶うどんです。

讃岐風のコシの強い麺生地に、星野村産の抹茶をたっぷり練りこんであるので、お茶の風味もしっかり味わえます。特にザルうどんや冷やしうどんにしていただくとその豊かなお茶の香りを余すことなく楽しめるのだとか。


◆イナカヤ謹製 星野村茶うどん
価格:540円

イナカヤ謹製 星野村茶うどん



おわりに


こだわりの詰まったご当地うどんを、ご紹介しました。これからの暑い時期には、つるつるっと食べられる麺類は、重宝しますよね。しっかり食べて、夏バテを防ぎましょう。
情報提供元: 旅色プラス