はじめに


矢作川(やはぎがわ)は、長野県、岐阜県、愛知県、三つの県をまたがり、三河湾へと注ぐ一級河川です。
自然の恵みを感じられるスポットがあるので、リフレッシュ旅にぴったり。
愛知県豊田市は、トヨタ自動車の本社があることでも有名な街。
都市の中でも見どころが多く、アクセスもしやすい豊田市を中心に「矢作川」の魅力をご紹介します!

長野県、岐阜県、愛知県を流れる「矢作川」とは


矢作川は長野県下伊那郡の大川入山に源を発し、岐阜県恵那市、愛知県豊田市の県境となっています。

主に愛知県の西三河と呼ばれる豊田市、岡崎市、西尾市を流れ、
かつては生活物資を運ぶ道として活用されてきました。

矢作川最上流にある矢作ダムは、密かなデートスポットとしても話題。
巨大なダムによってつくられた人工湖の周辺では、春は桜、秋は紅葉を楽しむことができます。

◆矢作ダム
住所:愛知県豊田市閑羅瀬町東畑67
電話番号:0565-68-2321(矢作ダム管理所)

矢作ダム



矢作川で体験するなら「ヤナ」と「紙すき」がおすすめ!


「ヤナ」とは、川の流れをせき止めて、魚のつかみ取りができる仕掛けのこと。
獲れたての鮎をそのまま調理して、塩焼きや刺身で食べることができます。

そしてもう一つのお楽しみが紙すき体験!
豊田市の小原地区は楮(こうぞ)と呼ばれる和紙の原料の産地で、室町時代から紙すき産業が盛んに行われていたんです。

和紙工芸館では1時間前後で手軽に楽しめる体験メニューが揃っていますよ♪

◆和紙工芸館
住所:豊田市永太郎町洞216-1
電話番号:0565-65-2953(和紙工芸館)
営業時間:体験実習受付は9:00~16:00 ※10名以上の場合はご予約ください
定休日:月曜日(祝日の場合は営業)、12/28~1/4

和紙工芸館



ライトアップも楽しめる紅葉スポット・香嵐渓


愛知県豊田市を流れる矢作川の支流・巴川(ともえがわ)には、香嵐渓という美しい渓谷があり、東海地方屈指の紅葉の名所として有名です。

イロハモミジ、オオモミジなど、4000本を超える約11種のカエデが色づく光景は息をのむ美しさ!

毎年11月に行われる「香嵐渓もみじまつり」では、21時までライトアップが行われます。
川に映り込む紅葉の光景は夜だからこその楽しみ方ですね。

◆香嵐渓もみじまつり
住所:愛知県豊田市足助町
電話番号:0565-62-1272(足助観光協会)
開催期間:毎年11月頃(ライトアップは日没から21:00まで)

香嵐渓もみじまつり



矢作川へのアクセス方法


豊田市へのアクセスは、東名高速道路豊田IC下車、名鉄名古屋駅から名鉄名古屋本線知立駅へ乗換え、名鉄豊田市駅で下車。香嵐渓へは猿投グリーンロード力石ICから約15分です。

公共交通機関利用の場合は、名鉄名古屋本線東岡崎駅からバスで約1時間10分、名鉄豊田線浄水駅からバスで約1時間となります。

もみじまつりの時期の週末は大変混み合うのでご注意ください。

おわりに


矢作川には上流にある愛知県最古の温泉「笹戸温泉」を始め、各所に温泉地があります。
豊田市にはその他にも豊田市美術館や工場見学が楽しめるトヨタ会館など、立ち寄りスポットがたくさんあるので、ぜひ観光の際の参考にしてみてくださいね。
情報提供元: 旅色プラス