はじめに


京都府京都市を流れる「鴨川」(かもがわ)は、千年の都と京文化を育んできた川です♪
京都の顔としても有名が鴨川の魅力と見どころをご紹介します。

鴨川の特徴


京都府京都市内を流れる鴨川は、約33キロメートルの流路を誇る淀川水系の一級河川です。

京都にお住まいの方からも京都以外の方からも、世代を問わず愛されている川で、大都市の中のオアシスとして多くの人に親しまれています♡

夏の間だけ組み立てられる川床は、昔冷房がなかったころに京都人が生み出した涼を楽しむ知恵です。
現在も夏の風物誌としても川床が登場し、京都の名物として欠かせないものとなっています。

鴨川の自然環境


京都市街の真ん中を南北に流れる鴨川は、人々の憩いのスポットとしてはもちろん、野鳥が羽を休めるために飛来する川となっています♡
そのため、都会の中で野鳥が観察できるスポットなんです。

特に秋から冬にかけては、冬の水鳥を近くで観察することができます。
人馴れしている水鳥も多いため、近づいても逃げず、逆に近寄ってくる鳥もいるそうですよ☆

越冬のために飛来するマガモ・ヒドリガモ、アオサギ、ダイサギ、ユリカモメなど、たくさんの野鳥を見ることができますよ♪

鴨川にまつわる逸話


鴨川にまつわる逸話をご紹介します。

鴨川の名は「鴨が多くいるから鴨川?」と由来を勘違いしてしまいそうになりますが、もともとこの地には「鴨氏」という豪族が住んでいたことに由来します。

高野川との合流地点から上流を賀茂川、下流を加茂川(現・鴨川)とし、賀茂・加茂・鴨と字を変えることで、どの場所から流れているのかということがわかるようにしたと考えられています。

現在地図では、上流が賀茂川、下流が鴨川と表示されています。

鴨川の絶景


鴨川の絶景としておすすめなのが、京都の夏の風物誌である川床の風景です。

夕暮れ時川床が並ぶ対岸からは、空の夕焼けと川床のオレンジ色の灯りが鴨川の水面に映り、京ならではの美しい風景を見ることができます……♡

川床で京料理をゆったりと味わいながら、鴨川の夏の景色を満喫できますよ♪

鴨川を訪れるおすすめの季節


鴨川を訪れるなら、京都3大行事といわれるお祭りの開催に併せるのもおすすめです星

7月1日~31日まで開催される「祗園祭」は、ユネスコの無形文化遺産に登録された山鉾行事などたくさんの行事が執り行われます!

8月16日に行われる「五山送り火」は、平安時代に弘法大師が始めたという説や、室町時代に足利義政が我が子の冥福を祈り始めたという説など、歴史ある行事です。
お盆に帰ってきた祖霊を、送り火であの世へ帰っていただくという意味があります。

5月15日に行われる上賀茂神社と下鴨神社の例祭「葵祭」は、平安時代から続く行事です。
古くは賀茂祭といわれ、源氏物語など多くの古典文学にも登場しているんですよ♪
衣装や牛車など、細部まで王朝風俗を再現した500名余りの平安貴族の行列は、雅やかな王朝絵巻のようです♡

鴨川で味わいたいグルメ


京都、鴨川を訪れたら鳥料理店として226年以上の歴史を持つ「鳥彌三」で水炊きを味わってみませんか?

創業が天明8年(1788年)という老舗で、あの幕末の偉人 坂本龍馬をはじめ数々の名士が訪れていたそうです押し

建物は登録有形文化財に指定されており、中に入ればまさにタイムスリップ気分を満喫!
坂本龍馬が訪れた当時そのままの雰囲気が残っています。

白濁した秘伝のスープが特徴の水炊きは、仲居さんが席で調理を行ってくれるのでベストなタイミングの最高の水炊きが味わえます。
夏には川床で鴨川を眺めながら水炊きを堪能でき、とても贅沢なひとときが過ごせます。

◆鳥彌三
住所:京都府京都市下京区西石垣通四条下ル斉藤町136
TEL:075-351-0555
営業時間:11時半~22時

鴨川へのアクセス


鴨川へのアクセスのご参考に、毎年8月に開催されているイベント「京の七夕」鴨川会場までのアクセス情報をご紹介します。

✩地下鉄
京都市地下鉄東西線・三条京阪駅下車後、鴨川まで徒歩2分ほどで到着します。

✩バス
京都駅から4、17、205番に乗車し四条河原町下車後、鴨川まで徒歩5分ほどで到着します。

おわりに


千年の都の歴史とともに愛されてきた鴨川。
現在も京都の顔として京情緒に富んだ魅力を発信し続けています。
京都旅行へ訪れたら鴨川散策を楽しんでみるのもおすすめですよ♪




情報提供元: 旅色プラス