展示されている人物の背景を知れば、肖像画がもっと楽しくなります。6人の妻を持ち、絶対君主の名を欲しいままにしたヘンリー8世(テューダー朝2代目)、宗教的混乱の中を奮闘し、“ブラッディ・メアリー”の異名をとったメアリー1世(テューダー朝4代目)、最強国スペインの無敵艦隊を撃退、“国と結婚”し生涯未婚を通したことから“ヴァージン・クイーン”と呼ばれたエリザベス1世(テューダー朝5代目)、そして現在の王であるエリザベス2世。どの人物も、背景をより詳しく知りたくなる人ばかり。 《ヘンリー8世》 King Henry VIII after Hans Holbein the Younger, probably 17th century(1536) (C)National Portrait Gallery
《エリザベス2世》 Queen Elizabeth II by Dorothy Wilding, hand-coloured by Beatrice Johnson (1952) (C)William Hustler and Georgina Hustler / National Portrait Gallery