高雄、台南、台中、宜蘭、花蓮、台東……地方都市に繰り出すリピーターが急増中の昨今、旅の初日や最終日のホテルは、ターミナル駅にあると断然便利。台湾最大のターミナル駅といえば台北駅ですが、開放感があってコスパも上々だと人気なのが南港駅。イチオシは、ターミナルビルの上層階にある「台北六福萬怡酒店Courtyard by Marriott Taipei」。ミシュランが黒色4パビリオンをつけた一流のサービスで、台北の滞在がより快適に、地方への旅がぐっとスムーズに。
注目度上昇中! 4駅が結集する複合駅・南港。
MRT(地下鉄)、台湾鐵路、高鐵(新幹線)、バスターミナルの4駅が結集する複合駅「南港」。世界的イラストレーター・ジミー氏の特大壁画で彩られていることでも有名な地下鉄の駅を抜け、B2出口へ向かうとバスターミナル西駅の1階に到着。この建物の7階から30階にあるのが「台北六福萬怡酒店Courtyard by Marriott Taipei」です。この南港駅付近には、コンサートや大型展示会など、各種イベントが開催される南港展覽館があるほか、IT関連会社が集まる南港軟體園區(南港ソフトウエアパーク)もあり、国内外のビジネス客から各ジャンルのマニアや趣味人等々、幅広い層が訪れ賑わう街です。この地に主目的があるなら、台北六福萬怡酒店への宿泊がベストチョイスといえるでしょう。
そして、このホテルの最大の特色といえば、美術館級のアート空間があること。1階のロビーから7階のレストラン、各客室に至るまで、国内外の現代アートや台湾の新世代デザイナーの作品が飾られていて、「Make room for a little fun」のコンセプト通り、ちょっとした発見があったり、感動に出合えるのが魅力です。タイミングがあえば、毎週水曜と日曜の16時30分〜17時に開催される、ゲストのためのガイドツアーへの参加が有意義です。ツアーでは11〜30階のエレベーターホールから廊下へと続く芸術回廊をめぐり、各作品を鑑賞。また、7階のギフトショップでは、注目アーティストのグッズを販売しているので、気に入ったアイテムがあれば、旅の記念やおみやげにぜひ。
人気ビュッフェと広東風ダッグ、魅惑のレストランがお待ちかね。
視覚に刺激を与えたあとは、味覚にも揺さぶりを。レストランは“五つ星ビュッフェ”として支持されている「敘日全日餐廳(Sunrise All Day Dining)」、パリッパリの皮からジューシーなお肉まで食べ尽くす広東風ダックが人気の「粵亮廣式料理」の2軒で、どちらも必食。また、ロビーにある「The Lounge」は、季節感を大事にしたメニュー構成が特徴。各種軽食からセットメニュー、スイーツ類はもちろん、お酒やおつまみ類も充実していて、そのときどきのニーズをきっちり満たしてくれる、頼もしい存在です。