はじめに


カリブ海に浮かぶホンジュラス領の島「ロアタン島」。
とても美しい海に、白い砂浜……まさに地上の楽園という場所です。
ビーチを楽しむのにぴったりな島なんですよ。
今回は、そんなロアタン島の魅力や見どころをご紹介いたします。

ホンジュラスの絶景ビーチ!ロアタン島とは?


ロアタン島はカリブ海に浮かぶ島で、本土のホンジュラスの北海岸からは約65km離れた場所にあります。

ロアタン島は、イスラス・デ・ラ・バイア諸島の中の1つの島。最大の大きさを誇ります。

島は大きく2つの自治体に分かれていて、島の東側がホセ・セントス・グアルディオラ、西側がロアタンとなっています。

ホンジュラスの絶景ビーチ!ロアタン島の歴史


ロアタン島は、大航海時代にコロンブスが4回目の航海で発見した島です。

スペインは島の発見後すぐに、奴隷労働を開始。さらには本国から天然痘や麻疹などの伝染病を持ち込んでしまい、耐性のなかった先住民は絶滅してしまいました。

そのため、ロアタン島に現在住んでいる人々は、先住民から血を継ぐものではありません。
1838年にイギリスの奴隷解放とともにやってきたケイマン諸島出身者が、ロアタン島の永住者の大部分を占めています。

1850年代にイギリスから植民地支配を受けそうになりますが、ホンジュラスの侵攻によって植民地から解放され、ホンジュラス領となりました。

そして、今では果樹貿易や観光業で繁栄。世界中から定住者が集まる島でもあります。

絶景ビーチ!ロアタン島とホンジュラス本土の言語の違い


ロアタン島を含むイスラス・デ・ラ・バイアの第一言語は英語です。
英語を使う人々を「カラコル人」と、ホンジュラス本土の人は呼んでいます。

これは、スペイン語圏であるホンジュラス本土の人々が、第一言語に英語を使用するイスラス・デ・ラ・バイア諸島生まれの方に対して対抗意識を持っているからと言われています。

「カラコル」とはスペイン語で「貝」という意味ですが、現地では攻撃的な単語として認識されているので、使用しないようにしましょう。

イスラス・デ・ラ・バイア諸島に住む人々とホンジュラス本土に住む人々は、言語はもちろん、アイデンティティーなどが異なるため、「アイランダーズ」と呼ばれています。
島の人々は、たとえ人種や宗教などが違っても、アイランダーズの呼び方を好んでいます。

同じ国内でも意識の違いがあるということを頭に入れてから、ロアタン島に訪れると良いでしょう。

ホンジュラスの絶景ビーチ!ロアタン島の見どころ


ロアタン島はカリブ海に浮かぶ島です。
そのため、海の美しさはもちろんですが、もう1つ見どころがあります。

それは、世界で2番目の大きさのサンゴ礁、メソアメリカ・バリア・リーフ・システムです!
オーストラリアにあるグレート・バリア・リーフの次に大きいサンゴ礁地帯なんですよ。

ロアタン島は、このアメリカン・バリア・リーフ・システムの南端に位置しているため、海岸の砂浜は白く、マリンブルーの美しい海が広がります。
まさしく、“ザ・ビーチ”といえる、リゾート地となっています。

ホンジュラスの絶景ビーチ!ロアタン島でおすすめアクティビティ


ロアタン島では、リーフダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツを楽しむことができます。

中でもおすすめなのが、アンソニーズ・キー・リゾートのドルフィンダイブです。
リゾートで保護しているイルカと泳ぐことができ、1日数回実施されています。

ロアタン島のイルカたちは、海中に張られたネットの中で生活しています。
でも実は簡単にネットの外に出ることができるので、野生に近いイルカたちと触れ合うことができるんです♡

また、イルカたちは感情表現も豊か♪嬉しい、億劫などの感情が瞳から読み取れます。
終わった後は不思議な充足感に満たされるドルフィンダイブをぜひ体験してみてください!

◆アンソニーズ・キー・リゾート
所在地:Sandy Bay、Roatan Bay Islands、Honduras Central America

アンソニーズ・キー・リゾート


ホンジュラスの絶景ビーチ!ロアタン島へ訪れる際の注意事項


ロアタン島はカリブ海に浮かんでいて、南半球にあります。
そのため日本とは気候が大きく異なり、季節が真逆になります。

主に5月から11月の雨季と呼ばれる冬場と、11月~4月の乾季と呼ばれる夏場の2つの気候があります。

雨季と聞くと一見涼しそうなイメージですが、雨季の季節は午後になるとスコールが降ったり、ハリケーンが発生しやすくなったりと、天候的に不安定になります。
また、蚊も大量に発生しますので対策が必要となります。
そのため、過ごすしやすい乾季が、ロアタン島のベスト観光シーズンです。

ホンジュラスの絶景ビーチ!ロアタン島へのアクセス方法


続いて、ロアタン島へのアクセス方法をご紹介します。

ロアタン島へは日本からの直行便がないため、飛行機の乗り換えが必要です。
それぞれの経由地を使用したアクセス方法をご紹介します。

【日本→アメリカ・ヒューストン→ロアタン島】
木・土・日のみ運行していますが、観光シーズンになると設定日以外も飛行機が飛びます。
往復で1泊することになりますが、どのルートでも1泊することは必須条件。治安も安定しているので、アメリカ経由のフライトルートがおすすめです。

【日本→サンサルバドル→ロアタン島】
往路が月・水曜日、復路が火・金曜日に運行しています。
中米やアメリカへの乗り継ぎが比較的しやすいので、こちらもおすすめです。

【日本→サンペドロスーラ→ロアタン島】
毎日、飛行機がフライトしています。
また、エルサルバドル経由でも乗り換えが可能です。

【日本→テグシガルパ→ロアタン島】
地元の航空会社によって運行しています。
小さな機体なので、揺れなどが苦手な方は控えた方が良いでしょう。

フェリーを利用してもロアタン島へアクセスすることができますよ。
ラ・セイバからロアタン島へのフェリーが出ていますが、揺れが酷いので船酔いが心配な方は対策が必要ですね。

ロアタン島へのアクセス方法


ホンジュラスの絶景ビーチ!ロアタン島と併せて訪れたいスポット


ロアタン島へ訪れたら、同じくカリブに浮かぶホンジュラス領の島・グアナハ島にも足を延ばしてみませんか?

ロアタン島、ウティラ島、グアナハ島の3島の中で、グアナハ島が1番美しいと言われています。
国立公園の指定を受けているため、豊かな自然やサンゴ礁などが保護されているんです。

高級リゾート地としても有名で、ダイビングスポットもあります。
ぜひ、最後の楽園と呼ばれるグアナハ島にも訪れてみませんか?

おわりに


ロアタン島はとても美しく、リゾート地として有名な場所です。
しかし、観光化によりサンゴ礁は年々減少傾向にあります。
今のうちに、美しいロアタン島へ訪れてみませんか?
情報提供元: 旅色プラス