はじめに


沖縄県を代表する観光スポット世界遺産「首里城」♪
旅のお出かけ前にチェックしておきたい「首里城」の魅力と見どころをご紹介していきます!

沖縄県の世界遺産「首里城」①概要


「首里城」は14世紀末からおよそ450年間にわたって、日本の南西諸島に存在した王制の国、「琉球王国」の王城です。

戦争で焼失する以前には、1700年代に建造された正殿があり、国宝に指定されていました。
しかし、1945年の沖縄戦によってグスクの建造物は全て焼失し、1992年に旧来の遺構に埋め戻すように復元されました。

2000年に12月2日に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されて以来、沖縄県を代表する観光スポットとして人気を集めています。


首里城公園



沖縄県の世界遺産「首里城」②文化


14世紀末からおよそ450年間にわたって存在した国「琉球王国」は、中国や日本そして東南アジアとの盛んな交易を行い、琉球独自の文化を育んできました。

その政治文化の中心となったのが世界遺産「首里城」であり、宗教上のネットワークの拠点、さらに文化芸術の中心でもありました。

中国や日本の建築文化の影響を受けたといわれているその姿は、訪れた人の心を魅了する美しさを放っています。




沖縄県の世界遺産「首里城」③逸話


沖縄県の世界遺産「首里城」にまつわる逸話をご紹介します。

琉球王国統一国家を打ち立てた英雄、尚巴志は統一から在位18年で亡くなります。
その後、尚巴志の次男である尚忠が即位しますが、在位わすが5年で亡くなってしまいます。
その後第四代王尚忠の長男尚思達、第五代王の尚巴志の五男尚金服と即位しますが5年後、4年後に亡くなってしまったのです。

その後、王権を巡って尚金福の子である志魯と、尚巴志の六男布里との骨肉の争いが起こり、首里城内での争いにまで発展。なんと戦いで首里城は全焼し、志魯と布里ともに亡くなってしまいます。
呪いのように次々と起こる不幸の数々を払うように、尚巴志の7男尚泰久は王に即位後、寺や梵鐘を数多く建てたといわれています。

しかし、この尚泰久もわずか7年で亡くなってしまうのです。その後クーデターが起こり、第一尚氏王統が終わりを迎えたといわれます。

琉球王国統一後に目まぐるしく変わった王権、やがてクーデター勃発と、美しい城を舞台に様々な時代が動いていたことが伝わってきますね。

沖縄県の世界遺産「首里城」④見どころ


沖縄県の世界遺産、「首里城」を訪れたらぜひ、チェックしてもらいたいのが正殿の前の龍の装飾をはじめとした、さりげない意匠です。
中国では権力者のシンボルとされている龍が数多く見られるのは、琉球王国と中国の交流の歴史を物語る証でもあります。

中の2階には正殿大庫理の御差床があり、その台の側面にもぶどうの木で遊ぶリスが描かれています。このデザインも中国で多く見られるもので、子沢山なリスと大きな実ができるぶどうに王家の繁栄の願いが込められているそうです。

沖縄県の世界遺産「首里城」⑤楽しみ方


沖縄県の世界遺産「首里城」では、年間を通して様々なイベントが行われています。
栄華を誇った琉球王国で行われていた儀式など、琉球の時代へタイムスリップしたかのような素敵な体験をすることができますよ♪

ぜひイベントと併せて「首里城」を訪れてみてはいかがでしょうか?

沖縄県の世界遺産「首里城」⑥おすすめの服装


沖縄県の世界遺産「首里城」を訪れる際のおすすめの服装をご紹介します。

・春
4月から海開きが各地で行われますが、上旬はまだまだ寒い日も多いので、半袖に一枚羽織るものを用意しましょう♪

・夏
夏は紫外線がとても強いので、日よけアイテムが必須です!日焼けどめや帽子、日傘などを用意しましょう!

・秋
日中は暑い日も多いですが、朝晩は肌寒く感じることもあるので、羽織るものを用意しましょう。

・冬
暖かい沖縄ですが、本土では雪が舞う可能性もあるほど冷え込む日もあり、コートが必要なほど寒くなることもあります。
逆に天気が良ければTシャツで過ごせるほど暖かい日もあります。
旅行中に温度調節しやすいジャケットや、長袖のカーディガンを用意しておくと安心ですよ。

沖縄県の世界遺産「首里城」⑦アクセス方法


沖縄県の世界遺産「首里城」までのアクセス方法をご紹介します。

✩ゆいレール
・那覇空港駅ゆいレールに乗車し首里駅で下車後、徒歩で約15分で到着します。

✩車
・那覇空港から那覇東バイパス/国道329号線経由で約30分で到着します。

首里城公園には地下駐車場があります。近隣にも有料駐車場が多数あるので、車でのアクセスも安心ですね!

沖縄県の世界遺産「首里城」⑧併せて訪れたいスポット


沖縄県の世界遺産「首里城」と併せて訪れたいスポットをご紹介します。

「金城町石畳道」は朝ドラ『ちゅらさん』のロケが行われた、情緒あふれる雰囲気が素敵な古道なんです。

かつては官道として真玉橋まで続いていた道ですが、現在は大半が失われてしまい238メートルのみが現存しています。

琉球石灰岩の石壁や赤瓦屋根の古民家を眺めながら、沖縄らしい道を歩いてみませんか?

おわりに


沖縄県の世界遺産「首里城」をご紹介しました!
かつて存在していた「琉球王国」の中心であった美しい城へ旅に訪れてみませんか?
きっと素敵な体験ができますよ♪




情報提供元: 旅色プラス