新幹線で品川から約10分、東京まで約18分という利便性の高さから、ビジネスや観光の拠点として注目が集まる新横浜。

シティホテルからビジネスホテルまで多くのホテルが林立するが、新たなコンセプトで生まれ変わった「コートホテル新横浜」は、ビジネスホテルのカテゴリーにして邸宅のおもてなしをテーマにするという。早速出向いてみた。



エントランスは、ロイヤルブルーのコートフラッグが天井から降り、無機質なビジネスホテルではない特別感が演出されている。品のある制服を纏ったアッシャーの出迎えも、邸宅のおもてなしを絵に描いたようだ。



フロント・ロビーは2階。心地よいBGMに包まれたスペースは「ゲストリビング」と名付けられた。キッチンカウンターが設けられ、ウエルカムドリンクがサービスされる(15時-19時・時間外はセルフサービス)。特に珈琲は“邸宅”のイメージに合わせ自家焙煎されたコートホテル新横浜のオリジナルブレンド。



今回のリニューアルで、従来ツインルーム(20室)を「コートクオリティ」ツインルームへとグレードアップ。その他、全客室の内装や家具のリノベーションも実施された。特に注目なのが、英国王室御用達スランバーランド社製のベッドで、全客室に採用されている。
 
「ようこそ、新横浜の優雅な邸宅へ」。この地に在りし邸宅の主を招くがごとく振る舞われるホテルサービス。コンセプトの多様化は、ホテルを選ぶ楽しみを利用者にもたらす。

(取材、文:瀧澤信秋/ホテル評論家・Hotelers編集長)



情報提供元: Hotelers