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京都市観光協会によると、2020 年 11 月の京都 66 ホテルにおける日本人延べ宿泊客数は、前年同月比 42.8% 増となり、調査開始以降最高の伸び率となったと発表した。客室稼働率は、前月よりも 22.2 ポイント高く 63.2% を記録した。
新型コロナウイルスの影響で稼働率は低い状態は続いているが、政府の旅行需要喚起策「Go To トラベルキャンペーン」が後押し、7 か月連続で前月を上回る稼働率となった。客室稼働率が 6 割を超えたのは緊急事態宣言後、初めて。
一方で、コロナ前の高稼働を下支えしていたインバウンドを中心とした外国人延べ宿泊客数は、前年同月比 99.7% 減で全ての国と地域においてほぼゼロとなる状況が 8 ヶ月にわたり継続している。
JNTO の発表によると、日本全体の傾向についても同様。11 月の訪日外客数(実人数)は前年同月比 97.7% 減の 56,700 人で、8 ヶ月ぶりに 5 万人を超えたが非常に厳しい状態が続いている。
Go To トラベルについては、10 月 1 日から東京都民による旅行や東京都内への旅行が解禁となったほか、旅行代金の 15% 相当分の地域共通クーポンとして配布する第二弾がスタートし、稼働率は回復傾向だ。
一方で、足元では新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を受けて、Go To トラベルは新規および既存予約含めて 12 月 28 日から全国一斉に運用を停止。1都3県では近日中に緊急事態宣言が発令される見通しだ。
Go To トラベルの全国一斉停止が延長となれば、宿泊予約のキャンセルが相次ぐことになる。今後の客室稼働率に大きな影響を与えることになりそうだ。