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中国発の大手オンライン旅行会社、Trip.com Group(トリップドットコム・グループ)によると、中国の旅行市場は回復の「順調な道筋」に乗っているという。
同社の共同創設者で会長のジェームズ・リャン氏は、第2四半期の決算を発表し、中国でのホテル予約と航空予約が再び好調な伸びを示していることを明らかにした。
リャン氏は中国での回復事例を、海外市場での中国商品の販売促進に役立てたいと意気込む。「この2カ月間、中国人以外の旅行者によるホテル予約需要は、2019 年の同時期と比べて2倍以上になっている」という。
今年第2四半期の純売上高は前年同期比 64% 減の約 495 億円(4億6900万ドル)。宿泊部門の売上高は同 63% 減の約 200 億円(1億9千万ドル)、運輸部門のチケット販売収入は同 66% 減の約 185 億円(1億 7600 万ドル)だった。
また、第2四半期のパッケージツアーの売上は 2019 前年同期比 88% 減の約 20 億円(1900 万ドル)、法人向け旅行売上は 47% 減の約 25 億円( 2400 万ドル)。販売およびマーケティング費用は 69% 減の約 100 億円( 9700 万ドル)だった。
第2四半期の結果について、Trip.com Group の CEO、ジェーン・スン氏は、宿泊施設、航空券販売、目的地でのサービスなどのいくつかの商品ラインにおいて、過去2カ月間に中国国内市場は完全に回復したと述べた。価格は前年比で下がっているが、「毎月、格差が縮小している」という。
スン氏はまた、ビジネスの活況を後押ししているライブストリーミングなどの取り組みについても言及。「中間層からハイエンド層の顧客ベースの需要を正確に捉えることができた。
これまで、このチャネルを通じて販売された商品の価格は平均約1万9千円(1,200人民元)で、顧客の60%以上が1回以上のライブストリームを通じて繰り返し購入している」と述べた。
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