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検索エンジン大手のグーグル(Google)は、2020 年 5 月 25 日に緊急事態宣言が全面解除となったことを受け、 5 月末までのキーワードの検索動向の変化を調査。5月の検索トレンドで「国内旅行」がコロナ前の水準まで急回復していることを発表した。
コロナの感染拡大により一時は全国で外出自粛要請が出され、海外旅行、国内旅行ともに自粛が余儀なくされていたが、緊急事態宣言の全面解除を受けて、「国内旅行」のニーズが急回復している実態が明らかになった。
「国内旅行」の検索動向については、ゴールデンウィーク明けから大きく回復し、5 月後半には一時的に 2019 年、2018 年同時期の傾向を上回ったという。
関連検索には「国内旅行 補助」など、政府が発表した官民一体型の旅行需要喚起キャンペーン「Go To キャンペーン」に関係するようなものも含まれ、本年特有の検索と言える「国内旅行 いつから」は、ゴールデンウィーク明けから大きく上昇した。
6 月 18日までは東京都や北海道など 5 都道県との往来は慎重に対応するよう呼びかけているが、観光含めた都道府県間の往来が全国で自由となる 6 月 19 日を見据えて、6 月 19 日以降での旅行を計画する利用者が増えてきていると考えられる。
なお、緊急事態宣言発令直後にピークを迎えた「コロナウイルス」の検索回数は減ってきており、5 月下旬時点では1 月 30 日にWHOが緊急事態宣言を行なった前の水準にまで戻った。
しかし、「第二波」という検索キーワードが都心を中心に増えており、まだまだ不安や心配は解消していない。また、外出しても新型コロナ対策への意識は高く、「マスク 夏」、「マスク 肌荒れ」、「マスク ファンデーション」といった検索キーワードが増加している。
コロナの収束は一定見えてはいるが、引き続きコロナの感染防止策に対する関心度は高く、宿泊施設や旅行サービスなど各社においては、感染防止対策の実施は旅行業界におけるスタンダートとなっている。