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ホテルチェーン世界2位の OYO Hotels &Homes(オヨ・ホテルズ&ホームズ)は現地時間2月 17 日、同社の連結収益は約 1045 億円(9億5100万ドル)となり、2億1100万ドル(約232億円)だった前年度会計の 4.5 倍となったことを明らかにした。
2019 年のインドにおける純損失は 2018 年度会計の 24% から 14% に減少して約 91 億 2000 万円(8300 万ドル)に、収益は 2.9 倍の約 664 億円(6億 400 万ドル)になった。
インド市場は OYO 全体の売上高の 63.5% を占め、インドでの粗利益率は 10.6% から 14.7% に上昇。グローバル全体での収益の 36.5% にあたる、約380億円(3億 4800 万ドル)は、主に中国を中心とする事業によるもの。
OYO のグローバル CFO、アヴィシェク・グプタ氏「当社は、財務実績の継続的な改善に向けて取り組んでおり、強固で持続可能な成長、優れた運用性とサービス、そして明確な収益性への道筋を確保することが、2020 年以降の重要課題となる」と述べた。
日本では、OYO Hotels Japan 合同会社が展開する「OYO Hotels」が、日本国内 73 都市で 200 件以上にまで拡大している。一部ホテルとの間で契約トラブルが発生するなどしていたが、日本でもホテル客室数ベースでは着実に伸長している。
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OYO 世界全体で、宿泊者数および、ホテル軒数、ホテルのオーナーやパートナーの数が増加していることもあわせて発表。 43,000 名以上のホテルのオーナー、パートナーを抱える OYOは、120 を超える国から 1 億 8,000 万人以上のゲストを迎えたという。
また、OYO は 2019 年にロイヤルゲスト層の構築に注力。収益の 90% 以上はリピーターとオーガニックユーザーからによるもので、リピーターのみで収益の 73% を占めているという。
2019年度の連結損失は、中国を中心とした海外進出により、前年度の25%から35%に増加。中国などのグローバル市場はこの時期、OYO の開発や投資の段階にあったため、2019年度の損失の 75% に当たる、約 277 億円(2億 5200 万ドル)だったという。
連結損失の拡大ついて「既に粗利益率が改善しているインドのような成熟した市場では営業利益率は着実に改善しているが、来期は新興国市場で同様の財務規律を確立したい」と述べた。
また、OYO はスマートフォン市場でもその存在感が健在だ。 スマートフォン向けの OYO アプリは 2019 年 10 月の時点で、230 万回以上のダウンロードを記録。現在、1千万ダウンロードされており、世界ホテル予約アプリのトップ3に入っている。
OYOは、4万3千軒以上のホテル、客室にして 100 万室以上の客室を管理運営。また、旅行者や都市居住者に向けには、OYO Home、Belvilla、Danland、Dancenter、ドイツを拠点とするTraum-Ferienwohnungenといったブランドの下、世界で 13 万以上の住宅へのアクセスも提供している。
現在、日本を含む 80 カ国、800 以上の都市で事業を展開している OYO は、今後その規模を拡大していくことになりそうだ。