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公益社団法人日本観光振興協会は、ネット行動分析サービスを手掛けるヴァリューズと共同で観光関連サイト閲覧者数ランキング 2019 を公表し、じゃらん net、楽天トラベルが 2 強だったことを明らかにした。
本調査では、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いた行動ログ分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、ヴァリューズが独自に定義する「旅行・交通」カテゴリーの Webサイトおよび各都道府県公式観光情報サイトにおける 2019 年と 2018 年の年間閲覧者数を集計。さらに 2019 年の1年間において「観光」を含む検索語句とその検索者数の集計を行った。
ヴァリューズが独自に定義する「旅行・交通」カテゴリの Web サイトでは、PC・スマートフォンともに、宿泊予約サイトのじゃらん net と楽天トラベルが 2 強だった。そのほか、上位にはトリップアドバイザーや東日本旅客鉄道、全日本空輸が5位までにランクインした。
一方で、じゃらん netの年間閲覧者数は、PC、SP ともに前年比約10%減となり PC(3,070 万人)、SP(3,340 万人)だったほか、楽天トラベルもPC(2,980 万人)、SP(2,830 万人)で、ともに前年割れとなっている。
トリップアドバイザーは、PC、SP ともに前年比約 20%減となり PC(2,320 万人)、SP(1,910 万人)で、トップ5のサービスの中で特に減少が目立った。
本調査では、消費者がどのようなニーズを持ち、観光関連のサイトを訪れているかを把握するため、インターネットで「観光」と同時に検索されているキーワードを、PC・スマートフォン各デバイスごとに 2019 年の検索数を集計。
その結果、上位には「東京」、「京都」、「大阪」などの人気エリア名が多くランクインするなか、「モデルコース」、「観光スポット」、「おすすめ」など人気の高い観光地を探す傾向があることがわかった。
また、「冬」、「雨」、「穴場」などのキーワードもランクイン。天候が悪い場合でも楽しめる場所や、混雑の少ない穴場スポットはどこかなど、季節や状況に応じて変化する消費者ニーズがあるようだ。