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全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は、中国・武漢市で新型コロナウイルスによる新型肺炎が猛威を振い日本国内でも 19 人が感染するなどの影響が出ていることを受けて、一部の中国国内への国際線運航便で3月 29 日までの一時運休及び減便を決定したことを明らかにした。
ANAは、新型肺炎に伴う国際航空券の特別対応の対象となった搭乗客に対して手数料無しでの払い戻しを受付。2020 年 4 月 20 日までの期間内で「1回のみ」搭乗日の変更も受け付ける。
JALも同様に、特別対応の対象となった搭乗客に対して手数料無しでの払い戻しを受付。北京線、上海線、広州線、大連線の対象便の搭乗客に対して手数料なしでの払い戻しに応じるほか 2020 年 4月 20 日までの期間内で1回のみ変更措置に対応する。
本特集では、新型コロナウイルスの感染拡大による観光業界への影響をまとめる。
新型コロナウイルスの影響で運休及び減便が決定した国際線運航便(2月6日最新版)
香港国際空港 | 運行区間 |
全日本空輸 | <2020 年 1 月 23 日~ 3 月 28 日> ・成田 武漢:NH937/938 <2020 年 2 月 10 日〜 3 月 28 日> ・成田 北京:NH955/956 ・羽田 北京:NH963/964 |
日本航空(JAL) | <2020 年 2 月 6 日〜 2 月 16 日> ・北京 羽田 JL020 ・北京 羽田 JL860 ・浦東 成田 JL872 <2020 年 2 月 17 日〜 3 月 28 日> ・北京 羽田:JL020/JL025 ・北京 成田:JL869/JL860 ・浦東 成田:JL872/JL873/JL877/ JL874/JL879/JL876 ・浦東 中部: JL883/ JL884 ・浦東 関西:JL897/JL898 |
※状況が変わる恐れがあるため詳細は各社ホームページをご覧ください。
観光庁は1月 31 日から、中国からの団体旅行や個人向けパッケージ商品の販売が停止されたこと等により、外国人観光客減少等の経営環境の変化に直面している宿泊事業者等からの相談や要望にきめ細やかに対応するため、地方運輸局等内に特別相談窓口を設置している。
相談窓口では、 宿泊事業者等からの相談・要望に対応するほか、宿泊事業者等が活用可能な支援策の紹介、中小企業支援策や雇用調整助成金の活用を検討する宿泊事業者等に、経済産業局や都道府県労働局の窓口のご案内を行っている。
《観光庁》感染症等を起因とした外国人観光客の減少等、経営環境の変化に直面している宿泊事業者向けの特別相談窓口の設置について
中国・武漢市で新型コロナウイルスによる新型肺炎が猛威を振い日本国内でもすでに 19 人で感染が確認されるなど影響が広がる中、ホテルスタッフへのマスク着用を義務化する宿泊施設が徐々に出始めている。
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