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米検索エンジン大手のGoogle(グーグル)は10月31日、デスクトップ版のホテル検索をリニューアルし日本を含む全世界で利用できるようにしたことを発表した。
グーグルは2018年2月にスマートフォン版のホテル検索から直接ホテルや民泊を予約できるような機能アップデートを実施。これまではスマートフォン版のホテル検索を中心としたアップデートが多かったが、デスクトップ版のホテル検索も刷新する。
すでに「東京 ホテル」などのキーワードで検索すると、リニューアルしたホテル検索を体験できるようになっており、すでにスマートフォン版で提供されていた機能がデスクトップでも利用できるようになっている。
リニューアルされたホテル検索ではAirbnbなどの民泊仲介サイトでみられるUIに変更され、ホテルの概要と同時に地図上での位置も確認できる。
ホテルの詳細画面では、Googleマップのデータに基づいてホテルの立地状況を評価する「リッチスコア」が確認できるほか、付近のおすすめスポットや乗り換え、空港などを一括表示する。
また、トリップアドバイザーやbooking.comなどのOTAに掲載されているレビュー数や評価スコアも表示され、ゲストレビューを横断的に確認できる特長も。
グーグルは2018年8月に、ホテル検索画面にホテル価格の推移をグラフで可視化する「Price insight」(プライスインサイト)の提供をスマートフォン版のホテル検索で開始することを明らかにした。
プライスインサイトでは、特定の宿泊施設の宿泊価格が標準的な価格に対して高いか安いか、競合として指定した宿泊施設に対する直近1か月間の価格推移をを明らかにする。
本機能により宿泊日に対する強いこだわりがない旅行者は、最も安く宿泊できるタイミングと施設を見つけることができるようになったほか、宿泊施設サイドは競合施設の価格推移の調査ができるようになった。
ただし、このプライスインサイト機能は現時点ではスマートフォン版のみでのサービス提供となる。しかし、今回もともとスマートフォン版で提供されていた機能がデスクトップ版でも提供されたことから、将来デスクトップ版でも利用できる可能性はある。