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世界最大手のオンライン旅行サイト「エクスペディア・グループ」は、同社が提供するパートナーホテル向け管理システム内で宿泊客インサイトツール「Guest Insight」の提供を開始したことを明らかにした。
この分析ツールはエスペディアのパートナーホテルを支援する管理システム「Expedia Partner Central」のサービスの1つで、宿泊客の旅行動機や予約傾向などを明らかにし、ホテルの集客力を戦略的に促進させる狙いがある。
エクスペディアのグローバル プロダクト・デザイン担当副社長のべノア・ジョリン(Benoit Jolin)氏は「パートナーホストはゲストを理解することの重要性を認識してはいるものの、これまではゲストのモチベーションを十分に理解するための適切なツールがなかった。」
「Guest Insightsを活用すれば、ホテルなどの宿泊施設は顧客のモチベーションについて理解をより深められるだろう」と語った。
Guest Insightsでは、ゲスト主体の平均客室単価から平均的な予約時期まで、時間や市場の枠を超えた分析ツールを通じて、ゲストの来訪元、平均的な滞在期間やキャンセル率、その他の履歴やインサイトといった情報を可視化できる。
また、ツール利用者は国や地域別にテータにフィルターをかけることもでき、分析レポートのデータに基づき、カスタマイズされた市場戦略上の提案を受けられる。
そのマーケティング上のソリューションを活かせば、ホテル経営者はそれぞれの市場に応じた的確なキャンペーンを張ることも可能に。さらに、データは常にアップデートされる最新のもので、その時々に直面する課題にも迅速で適切な対抗措置をとれるメリットもある。
ジョリン氏は「日常的に協働しているパートナーたちの声に耳を傾けることで、Expediaグループの技術やノウハウを活かし、日々の課題の解決に役立てる、旅行のグラフィックや需要パターンを提供できるようになった」と話した。
Guest Insightsは現在、世界で約200の国と地域、27の言語で利用できる。