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メトロエンジン株式会社は7月26日、同社の民泊クラウド運営ツール「民泊ダッシュボード」の機能を個別にカスタマイズできるプランを開始したと発表した。
民泊ダッシュボードは、民泊ホストや民泊運営事業者、民泊代行会社を中心に利用されているクラウド運営ツールで、民泊運営を手間を大幅に削減できるのを強みとする。
民泊仲介サイト最大手のAirbnb(エアービーアンドビー)と連携しユーザーからの問い合わせなどを一部自動化することで運営リソースを大幅に削減できるほか、24時間、無人で鍵の受け渡しができる「KeyStation」にも対応しゲストのチェックインに関わる手間を削減できる。
またAirbnbだけではなくその他民泊仲介サイトやOTAなどにも同時掲載し露出度を高めたい民泊ホストにはAirbnb以外にもAsiaYo、Agoda、Expedia、自在客などとも連携し在庫管理を行えるチャネルマネージャー機能も有する。
メトロエンジンは、これまで「民泊ダッシュボード」を物件の予約金額の3%の料金で提供してきたが今回の発表で個別の機能を1件あたり3,000円で利用できるよう変更する。
民泊市場では6月に最大手のAirbnbが掲載物件を大幅に削減したことで、Airbnbに掲載していた民泊新法(住宅宿泊事業法)の届出物件やゲストハウスや等の閲覧数が大幅に増加。
すでに旅館業法の許可を取得しているゲストハウスなどの宿泊施設ではAirbnbへの掲載でさらなる宿泊客の獲得につながることから掲載の検討を始める動きも出てきていた。
“Airbnb Partner”の一社でもあるメトロエンジンは民泊新法後の新しいニーズの高まりを受けて利用プランの変更を行いさらなる利用者の獲得につなげる考えのようだ。
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