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民泊仲介サイト最大手のAirbnb(エアービーアンドビー)は、宿泊予約時に受取金の一部をホスト(宿泊施設)が受け取れる新しい支払い機能を一部ユーザー向けにテストしていると米TechCrunchが報じた。
Airbnbでの受取金は通常、予約ゲストのチェックイン予定時刻の約24時間後に送金処理され、利用口座への入金処理は受け取り方法により異なる。
Airbnbから招待を受けた一部ホストを対象に行われている新しい支払い機能に関するテストでは、ゲストが宿泊予約してから3日後に現金の5割を受け取り、残りの半分はチェックイン時間の24時間後に受け取れるようになるという。
もし予約3日後の送金受け取り後にゲストが宿泊予約をキャンセルした場合、チェックイン24時間後の送金額から控除されるという。なお、本件について米Airbnbに問い合わせを行っているが現時点では回答は得られてない。
Airbnbは創業10年目となる2018年2月に年間ゲスト数10億人を目指す新ロードマップを発表し、大幅な変更を行っていくことを発表。第一弾として、「B&B」「デザイナーズホテル」など小規模ホテルでもAirbnbに掲載できるような環境整備を強化している。
Airbnbがテストで実施している新しい支払い機能では、例えば一室1泊1万円のホテルに4泊の予約が確定した場合、宿泊施設は予約の3日後に2万円の送金を受け取ることができる。
例えば2か月前の予約分でもこれまでであれば2か月後のチェックイン24時間後に支払われていたものが、予約3日後に前もって送金されることの意味は大きい。
Airbnbはもともと個人の空き部屋を旅行者に貸し出すプラットフォームとして登場したことから、個人がAirbnbに掲載していることも少なくない。入金サイクルの前倒しによりキャッシュフローが改善され余裕が生まれることで、宿泊施設や民泊ホストはビジネスチャンスの拡大を狙うことができそうだ。
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